特に更新ネタを用意できなかったので、適当にお茶を濁す。

Amazonがガルパンも中二病もマクロスプラスも何も発送してくれない...


白淵って言ったじゃないですかやだー


などと、視聴後にTwitterへ叩きつけたのは9話だったか。
今まで殺し合いをしていた謎の敵は同じ人間だった! っていうのはSFのお約束な面があるので(最近ではガンダムAGEやマジェスティッププリンスもそうですな)、それネタよりは、そこに至るまでの線引とひっくり返し方が実に引き込まれる作りで見事だったと思います。 おもいっきり胸糞悪くてニヤニヤしてました。

ヒディアーズ=エボルヴァーが、新たな人類繁栄の地を求め、銀河の深淵を目指すために人体改造した結果、人類が人類たる知性を文明を捨て去る結果になった(宇宙空間で繁殖できるので、目標は達成してはいる)のに対し

人類銀河同盟=コンチネンタル・ユニオンは、人が人のまま宇宙でヒディアーズと戦うためマシンキャリバーを生み出し、無駄を徹底的に省いた効率化社会を目指すため、判断をコンピューターに委ねる非人間的社会を形成してしまうという、双方目的と結果が真逆になってしまったという強烈な皮肉。

ふと振り返ると、この話はやってきたことに対して、逆の結果が待っているという皮肉に満ちている。

・同盟を信じて戦った相手は同じ人類
・攻めてきた海賊全滅させたら怒られた
・チェインバーから降りて仕事探したのに、見つかった仕事はチェインバーに乗って行う仕事だった
・現地語をようやくマスターした途端、クジライカの件で意思疎通出来なくなった
・自己啓発支援システムがなんか主張しだした
・やっと出会えた上司がなんかエライこと言い出した ナドナド

こういう細かい手のひら返しは、基本的な作風なんだろうなーとw

面白かったのは10話最後になんか語り出したチェインバーでしょうか。
「相手が同じ人類だった」で戦えなくなるレドとは真逆に、相手が人間で究極の生命だと認めた上で、マシンキャリバーがマシンキャリバーたる理由は、人が人のまま宇宙で活動していくために必要な科学技術の粋、つまりは対極であると結論づけ、ヒディアーズを滅ぼすべき敵だとロジックが逆転していく様が興味深い。

自我が芽生えたや暴走し始めたというのとはちょっと違う気がするんですが、与えられた状況と材料を第三者的に解析し、自己の肯定を持って結論するならそこにしか到達しない。

11話目にして再登場したクーゲル中佐は、皆死んでる予想してますが、俺もやっぱり生きてるとは思えないところですねw
状況的なものもありますが、マシンキャリバーのコクピットって乗ってるだけで体の洗浄やら散髪やらもしてくれるらしいんだけど、それと無精髭がどうにも矛盾してるなあとか、風土病にかかっていてもあの宇宙服着こめば気密性は保てるんじゃねえのとか思うところです。

ピニオンに面会したのもストライカーの方なのが気になるところですしね。

この話はレドくんがチェインバーから降りる所で決着すると思ってるので、残り二話はクーゲル@ストライカーの啓蒙活動の阻止と、チェインバーとの別離でしょうか、思った以上に世界の謎が解明されたなあとw

今でてるfebriに結構突っ込んだ内容が書いてるらしいのですが、思ったより本高くてどうしようかと悩み中。 1000円するとは思わなかったw

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Febri (フェブリ) Vol.17 2013年 07月号


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コメント(5)

  1. 順当に考えると後はクーゲル中佐@ストライカーと決着付けて終わりなんですが、出演者の方が最終回の衝撃でそれまでの物語が吹き飛んだと言ってるので、もう一段階世界そのものがひっくり返るような仕掛けが用意されてるかもしれませんね。
    なんにせよ残り2話が楽しみです。

  2. ヒディアーズの元ネタはやっぱりイカ娘なんでしょうか。
    ちょうど金元さんがヒロインですし。

  3. つまりこれは虚淵氏が書いた「侵略!イカ娘/Zero」であったと……

  4. ポストヒューマンかと思ったらポストイカ娘、ですね。
    ○万年後の地球の生物、的な本を思い出します。

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