e-flick.net 機動戦士Gundam GQuuuuuuX

e-flick.net Mobile Suit GUNDAM GQuuuuuuX Realtime Review

第3話

「クランバトルのマチュ」

「あのパイロット、何者ですか?」

「クランバトルのマチュ」

ルウムの難民

はい、ようやくエグザべくんの出生やソドンクルーについてあれこれ書けます。 まずこのルウムとは、一年戦争初期に激戦となったサイド5ルウムのこと。 ここでコロニー落としに使うコロニー「アイランドフィッシュ」を調達したことでも有名。

サイド5自体連邦よりということもあり、そこの難民が滅ぼした相手でもあるジオンの士官やってるのが皮肉なので、この取調官たちは悪態をついているわけです。

ではなぜ彼はジオンの士官になれた(なった)のか。 シンプルに「生きるため」でしょう。 ニャアンたちもそうですがコロニー国家で難民はマジ人権ないですからね、別のコロニーにすらいけない。 彼はニュータイプ能力を見出されただけラッキーだったと思われます(本当にラッキーだったかは今は考えない)

逆にジオンはなぜ難民を士官を取り立てたのか。 こちらもシンプルに「人がいない」から。 ただでさえ大戦後、ルナツー攻略に全軍投入したくらいだし、相当兵員が減ってる上に今回のクランバトルの相手が「元ジオン兵」というくらい人材も流出している。 なら難民でも移民でも志願してくる人は採用していく方向にもなると思われます。

そしてソドンクルーについてなのですが、元々ジオン軍というのはモデルがドイツ軍ということもあり、割と人種が単一的な傾向でした、後年の派生作品では肌の色が様々なところもありましたが、少なくともTVシリーズやGQでは黒人やアジア人のジオン兵はあまりいなかった(それこそララァくらい)。

それがUC0085のソドンクルーは結構多彩な人種で構成されています。 この辺からもジオン軍の人種的構成の変化が伺えます。

ちなみにエグザべくんが持ってるプラカードで、現在日付がわかります、UC0085.06.08。


せめてジークアクスだけでも...!

わちゃわちゃする艦内で、終始ジークアクス回収にこだわってる彼はコワル中尉。 実は彼GQのキャラではなく、原作ガンダムから登場している、役割はフラナガン機関から派遣され、ブラウブロのサブ操縦席に座っていました(気がついた人すごいな) ワイはシムス中尉しか覚えてないw

思えばシャリア・ブルがガンダムの状況を聞いたのも彼でした。 よくよく見るとブリッジ内でも彼の立ち位置には座席がなく、コモリみたいな副官というわけでもなくオブザーバーのように後方で控えてる。

おそらくはグラナダからジークアクスとエグザべの調整や管理役として派遣されたのかと思う、結構重要キャラかも知れない。


ユズリハさんの家事情

このシーン自体普通の母子家庭だなーと思ってみていたのだが、このあとマチュの妄想シーンで父親が外交官であることがわかり、母親も監査局努め、通ってるハイバリー校は超が付くお嬢様学校とのことで、実は裕福な家庭だというのがわかります。

遠い塾に通うことに、お金もったいないとか、バイトしてる友だちもいるとか、庶民的な金銭感覚を見せたりしてますが、多分それは彼女の財布の中の範囲の意識。


ジオンの最新モビルスーツ

いっちょ前に自爆プログラムは持ってるらしい。 流れてる文字列凝視してみましたがあまり重要な情報は見えないかな・・・gMS-0 UNITというのは気になるところですが...

「ジェジーでも動かせなかった」「思う通りに動いた。」

このやりとり、見ている我々と、劇中の人物では少々意味が違う。 彼らはサイコミュの存在を知らないので純粋にMSが動いたか動かなかったかという話をしてる。

思うにエグザべくんはジークアクスを降りる時、一応起動デバイス自体は抜いていたのではないだろうか。 なのに、マチュが乗ったら動き出したので「なんで動くんだよ!?」と驚いていたのかもしれない。

さて、Ωサイコミュのユニットをナデナデしていたアンキー姐さんはどちらの意味で聞いたのか...


ジオン占領時代

ソドンが強制入港したところでかなり色んな情報が開示されました。 映画館だとテレビニュースの内容まで覚えきれてなかったのですが、やっとこ再確認が出来ます。

まず、サイド6はジオン占領下に置かれてた時期があるという事。 正史では終始中立国だったのでこれには驚き。 元々サイド6は連邦にもジオンにも同等の立場を取ることで、緩衝地帯としての立ち位置を確立して中立を保っていた。 補給基地として連邦ジオンどちらにも重要だったのかと思われます。 逆に言うとお互いを牽制させる形で中立を保っていたのがサイド6。

正史との違いは、連邦が宇宙の拠点をすべて失い撤退したことでしょう、これでバランスが崩れジオンの介入を許す形になってしまった。 ではなぜそのようなことになったのか。

中立といいつつ実のところサイド6は連邦寄りのコロニーで、ポケ戦ではNT-1の試験場だったり連邦の駐屯を認めてたりします。 連邦が宇宙から撤退したとは言え、このような「隠れ拠点」あってはジオンには困る、となると一度占領してスクリーニング(連邦狩りともいう)する必要があるわけで、その過程で占領期間があったのかと思われます。

ブックレットのコンセプトアートに、サイド6の反ジオンデモの様子が描かれていましたが、そういう背景があるなら、それだけの反応があるのも頷ける。

サイド6が再び自治権を回復させたのは、ジオンと様々な取引はあったと思われますが、難民の受け入れやザクの払い下げなどがあったのでしょう。 元々入国に厳しいサイド6にスラムができるほどの難民が流れていることには違和感があったのだけど、そういう協定があるのなら納得はできます。

ちなみに、大統領府があるというパルダ、これは原作でホワイトベースがサイド6で寄港した、8バンコロニーの事。 ここからカムランさんが飛んできたわけやね。


地位協定とエグザべくんの逮捕と解放理由

わかるようでわかりにくいこの関係、まずエグザべくんが逮捕されているのは2つ理由があります、一つは非合法軍事活動(ガンダムで大暴れ)、もう一つが不法入国です。

この内軍事活動は、赤いガンダム捜索に関係するため「シャア捜索事案は適用外」のため不問にされます、でも不法入国は該当しないので中佐は一計を案じるわけです。

中佐が降り際に渡した入国証明書は6/8当日のもの、これでエグザべは「正式に入国した後に非合法軍事活動で現行犯逮捕されてた」という形になり、晴れて釈放されたという流れになるわけです。

ここで言う「スジ」とは、強制入港したソドンが軍事的圧力をかけてジオン兵を解放させたという流れにしなかったことだと思われる。(そうなると高官を呼びつけるために騒ぎを起こしたとみるのが良いかもね)

コロニー内の宙域は、未だにジオン管制空域なので、ソドンが0G域で浮いてる間は、ソドンも入国したことになっていない。


17バンチ事件

しれっと出てきたこの不穏な事件、Zガンダムではこの頃30バンチ事件という、反連邦運動をコロニーに毒ガス撒いて鎮圧させたメチャクチャな事件があります。

これに近しい事件があったのかと思われる。


この辺にドラッグストアあります?

「どうせ尋問でうちの若いモン怪我させとんやろ、おおん?」というのを穏便に書くとこうなる。

ニュータイプの勘というより、軍警の荒っぽさ、サイド6のジオンアレルギーからくる経験則でしょうね。


RX-78

編集者不明なWikipedia的なガンダム情報ですが、不明項目はあるものの、アルファサイコミュについて記述されており、侮れない・・・それって機密情報では?

確認できるシャアの撃墜数は60(ガンダムに限る?)。 アムロに比べれば控えめな数字ですが、激戦区的なのはオデッサとソロモン泊地攻撃、グラナダ防衛戦あたりか。 やはりソロモンでバリバリ稼いだ感じでしょうか。

しかし変なマスク・・・JKによる忌憚のない感想・・・!


キラッキランラン

クランバトルに対するモチベがだんだんキラキラへの興味へ移っていく危ない傾向。 お風呂ではアンキーの通告を懸念してましたが、実のところその線は薄い(デメリットのほうが大きい) どちらかというとマチュがクランバトルに参加するための自分の言い訳に考えつつある。

赤いのと一緒なら負けないのに→キラキラ→グラフティ見た→書いてる人はあの赤いのに乗ってるというすごい芋づる。

このグラフティ、あのニュータイプ空間を描いてるものとは思いますが、真ん中に赤く描いてるマークは人形のようにも見えます、そして白い人形もそこに書き加わる。

ちなみにこのグラフティ、映画館でもらえる資料集にコンセプトアートが掲載されてるのですが、その中にはMSだとどうなるか?中心にはトンガリ帽子の蓮?など、ほとんど答えみたいなことが書いてたりしますが、あくまでこれはコンセプトアート。


シュウジ・イトウ

シュウイチではない。 初対面の女の匂いをかぐミステリアスボーイ。 この匂いかぎはフリクリや新エヴァのマリもやってたので鶴巻監督のフェチなのかと思う。 ただ庵野監督もよくやってるw 鶴巻監督は何かしらの判別を意味して、庵野監督は風呂入ってない女の匂いが好きなだけだろう、断言する。

まだ何もわからない彼だが、謎というか辻褄が合わないことが多くて悩ましい。

1話で軍警やジークアクスと戦ってたときと同じ人と思えない戦いっぷりだったし、生活資金に困窮するくらいなのに高額な違法デバイスの取引してたり(どうやってコンタクト取ったんだ) コロニー居住が長そうでいて最近まで全く活動してる風でもなかったり、赤いガンダムも隠密に徹するわけでもなく、目的も行動も全然読めないキャラ。

色反転したら金髪碧眼になるらしいよ。


5000ハイトっていくら?

サイド6の通貨であるハイト、GQオリジナルではなく、ポケ戦にも登場しています。 空港ラウンジの水割りが3ハイト5クールらしい。

こういうのはだいたいドルの置き換えなので、ポケ戦制作当時1989年のドル円が137円くらいらしいので、500~600円くらい、妥当な金額と言えます。

でこれを5000ハイトの場合は685000円、約70万くらい。 確かにシュウジの姿を見て70万払えるようには思えないw

取り出した金貨は相応の価値はあるのでしょうが、あれが100万ハイト硬貨なのか、そもそもシュウジが価値をわかっていないか・・・いやそこまで生活力皆無ではないな、缶スプレーも買えないわ。 この金貨、多分原作でシャアがセイラに渡してた金塊のメタファーなのではと思う。

ちなみにマチュが妄想で描いてた、賠償金は200万ハイト=2億7400万円。 軍警のMS2機潰しておいてそれで済むはずがない。


意外と可愛い名前

ニャアンは偽名でしょう。 エンディングの所作を見る限りだと丁寧な暮らしをしていた風であり、難民に身を落とす前は良いところのお嬢さんだったのではないかと思う。 ニャアンの素性は本編でも重要なファクターになるんじゃないかな・・・!


シュウジの隠れ家

グラフティだらけの坑道に打ち捨てられているランチと赤いガンダム。 このランチはシュウジの寝床なんだろうなとは思うが、これにシュウジが乗ってきたのか、難民がここに乗り捨てたのかは謎い。 ランチは引っ掛けに思う。

そして赤いガンダム、この世界のMSは軍用の機動兵器であり、運用には適時メンテナンスが必要になるわけだが、この空間にはそのような施設があるように思えず、赤いガンダム自体メンテフリーな機体でもないのでどうやって稼働状態を維持しているのか不思議なところ。

あるいはサイコミュマシンは既存の駆動系を必要としない可能性も...?

シュウジが乗る赤いガンダムは、装備もコクピットのインターフェイスも、ソロモンでシャアが消えるまで乗っていたガンダムと構成が同じ(ハンマーは近所に落ちてた)なだけに、あの赤いガンダムと同一であることを示唆しているように見える。

それだけに不自然さが浮き彫りになる。

また起動にはインストールデバイスが必要となっているのも不思議な点で、まあ一年戦争時から使ってた線もあるだろうが、あのデバイス自体目的は民生品と軍用品の使い分けにあるように思う、というかデバイスを外付けにする意味がない。

が、この赤いガンダムは起動デバイスを必要としている。 どこかで近代的な改造を受けたのか、よくできた再生品(再現品)なのか...でもビットとかサイコミュまで再現とかやれるところがあるとも思えない...


カムラン首席補佐官

本編には竹ナイズされてない原作キャラは出ないやろうなあ~と高をくくってたら安彦良和デザインそのままで出てきたカムランでめちゃわろた。 宇宙世紀の便利キャラといえば彼である。 なおこの時空でもミライさんとは破局している、つらい。

シャリア中佐とは旧知だったのは、占領時代にやり取りがあったからでしょうね。

ソドンを見て「ジオンも懐が厳しい」という中佐に対して「御冗談を」と返す、これってサイド6や他のコロニー国家からジオンが結構上納金とか巻き上げてる裏付けじゃなかろうか。 ソドンの運用は中佐の固執故だろうが、それはそれとして他に予算はじゃんじゃんつぎ込んでそうだなあジオン軍...ガンダムとか作ってるし...


ジークアクスを奪われたのは...

そこの緑のおじさんが元凶なので、誰に愚痴るわけでもなく自分を攻めてる若者に少々良心が痛むおじさんなのであった。

敵対組織に奪われなくてよかったといっていますが、この時代のジオンの敵対組織とは...連邦ではなくエゥーゴのような反ジオン組織が立ち上がってる可能性は高い。


クランバトル

頭部を破壊されたものは、失格!となる!(水星の魔女でも書いた)

アンキーが用意していた女性用のノーマルスーツ、マチュが来るのを予期して準備していたのか、姐さんの私物か気になるところです。 なんか一年戦争当時はモノが少なかったのでピッチリスーツだったらしいとかなんとか?(ゼータの自体はもこもこしてる)

戦闘空域のみミノフスキー粒子を散布するのは、軍警のセンサーから逃れるためと、参加するMSのレーダーを使用させないためでしょう(有視界での近接戦闘じゃないと映像が面白くない) ミノ粉撒かれてるのに実況映像どうなってるの思われるところですが、ミノ粉が有効なのは電波で、レーザーなど光通信は遮断できない。 ただレーザー通信は直線を確保する必要があるので丸い地上では使いにくいという制限があるのです。

サイコミュの起動を確認出来てるのはサイコウェーブもミノ粉のジャミング効果を受けないからです(戦闘空域でファンネルやビットが使える理由)


あの子は本物かもしれない

マチュへの興味、そして赤いガンダムを連れてきたことへの興味を同じくするアンキーとシャリア・ブル。 うーんこの二人結託するか殺し合いするかのどっちかだぞ...


VS フォースネークアイズ

SnakeEyesは、蛇の眼と1のゾロ目という意味があるそう。 4つ蛇の眼か、四回ゾロ目だすぜか...あるいは研究所で四番目なのか...w エントリーネームはパイロとイエティ、火と野人w

この二人はエグザべの見立ててでは元ジオンパイロットということですが、MAV戦術が確立したのは大戦末期も末期、教導として共有化されたのは戦後だろうから戦術を身に着けてしばらくはジオンに在籍していたのかと思われる。


MAV戦術

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概ねの流れは中佐の解説通り、ポイントは常に僚機の死角をカバーし相手の死角を狙う動きになるという点。 必然的にお互いを基点に大きく回り込む動きになる。 大きな円運動同士の軌跡になる形ですね。

ぐるぐる回る戦闘軌道だから、飛ばされたヒートホークの飛び先を予測し、そこに回り込む動きを出来たのが今回の決まり手。


全弾回避

サイコミュ制御とはいえ、本人が感じていなければ回避もできないので、操作技術以上にマチュの避け勘と目の良さが光っている。 そこに強いニュータイプ能力を感じたからこそ、エグザべくんはゼクノヴァを危惧し、シャリア・ブルは目の色を変える。


海を泳ぐ魚のように

ここで海を例えに出すシュウジは地球の海を知っている。

水を得た魚のようになったマチュがチャンスステップ2回で敵ザクを同時撃破。 Gジェネエターナルでよく見る光景。

マチュの可能性を見たシャリア・ブルが今後どう動くのか、いよいよ次回からは誰も知らないジークアクスが始まる!


次回「魔女の戦争」

水星ちゃんは座ってて。 ユニカムという連邦の撃墜王は次週触れられるのか単なる豆知識なのか...w 正史でもMSV設定でアムロを超える撃墜王としてユングというキャラがいましたが、彼とはまた別なのかな。

そして魔女ちゃんと思わしきモブっ子ですが、最後の険しい顔より平常の表情の時のほうが瞳孔ぱっくり開いてるように見えて逆に怖い。

そして謎のジム的な何か、ジムなのゲルググなの新商品Aなの??


 

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