RIDERFourze
第49話:「長き旅の終わり」

「実に37年後のことだった」

まあなんというか、物語としてのAGEは先週終了して、最終回は風呂敷たたむだけのイベントをひたすら消化してるという印象でしかなく、もはやシナリオと呼べるものではないシロモノでした。
まあ、一心に風呂敷畳む事に注力したため、AGE全体の話はなんとなくまとまってはおります。(過程はガン無視だが)

そんなわけでガンダムAGE最終回です。 ツッコミ祭りです。

ヴェイガンの終焉
司令官であるゼハートが戦死し、最前線司令官となったオクムラドさん。 ゼハート戦死の報でビビリまくってましたが、追い詰められればなんとやらでゼノン砲の発射準備してたのはもうやけっぱち以外の何物でもなかったのでしょう。

フリットからの停戦依頼を受けたのは、もはや為す術がなかったという以上に、この人が割と弱腰で柔軟な思考だったからというのも大きい。
仮に生き残ったのがザナルドだったら、ヴェイガンギアが暴れる中ですら徹底抗戦を選びセカンドムーンごと自滅していた可能性も高く、その点では先週ゼハートがザナルドを始末していたのは結果オーライだったといえるでしょう。

ゼラ・ギンス@ヴェイガンギア
ちょくちょく出ていたイゼ様クローンのゼラ。 まさかのCV浪川。
最近浪川さんはよくガンダムに出る(というかほぼ連続じゃないか?)んだが、シャウアー以外どれも扱いが悪く、しかも年数重ねるごとにエスカレートしていて実に不憫だ。

てか、アラベル@山口勝平とか、AGEはピンポイントで有名声優起用する割に超使い捨てるから恐ろしい。 おもろい断末魔の叫びで蒸発した川澄綾子とかw

シナリオ的ラスボスとなったゼラだけど、クローンという背景が特になんかあったわけでもなく、キオとも会話もない上に、味方であるヴェイガンにまで攻撃を加えられるという可哀想っぷりだった。 この子が何したっていうんだ。

ゼラの役割って「人間らしい生活が出来るエデン」を目指したイゼルカントが最後に送り出した私兵が、人間性の欠片もなかったという皮肉のために存在してるわけだが、特に機能しませんでしたね。

そういやヴェイガンギアも特に解説なかったけど、レギルスみたいにAGEシステムの技術が使われてたりしたのだろうか、もはや知る術はない。

急に シドが 来たので
何の脈絡もなくやってきたシドさん、何しにきたん...
ゲームではここで初登場らしいすねコレ...

この現場ではアセム以外シドの存在を知らないんだが、まともな説明が全くないまま戦闘しちゃうとかどうなのよ、ていうかシドが生きてることに驚けよw お前の親友が倒したんだろうがwww

こいつが近くにいるということは近所にEXA-DBが頓挫してると思うんだけど、特にそんな描写とかもなく、エピローグでなんとなく回収されてたようで、呪われた秘宝とは何だったのか... 扱い雑過ぎてイラッときますね。

そしてなんか知らんけど乗っ取られてなんか知らんけど暴走する。
SO、全てはお約束。 こうすれば全軍まとまるのです。 わかりやすいラスボスの登場なのです! もうちょっと捻れや!!!

というか、シドをラスボスとするのなら、もうフリット編から各世代の真ボスとして登場させてアセム家と因縁をつけるべきだった。
ゼラもシドもフリットやキオからは因縁遠すぎて何の盛り上がりもない。

乗っ取られる海賊艦
なんでこんな高圧的かつ感じ悪いシーンにしたのだろう、それでいて何をしたわけでもなく、最後の最後でディーバクルーの印象だだ下がりである。
キャプテン・アッシュの協力だというのなら、海賊側が進んで席を譲って協力しあうという流れでよかったと思うんだが、なんでこんなシーンにしたの???

今がチャンス!!
殲滅の時来る!!と言わんばかりにフリット爺さんが持ちだしたのは前回使いそこねたプラズマダイバーミサイル。 それMSが装備できる武装だったのか!!

そしてその姿は、3話でノーラを壊滅に追いやったコロニーデストロイヤーそのものである。

これを持ちだした時点が、フリットは自身が忌み嫌っていたヴェイガンと同じ行動を取ったことになり、長年築きあげてきた救世主観が決定的に間違っていた事を自身で証明してしまった瞬間である。

ただ悲しいことにそれに気がつく、指摘するキャラが全くの皆無。
止めに入ったキオもアセムも「虐殺やめてよ!」と人道的観点から訴えるばかりで、せっかく積み上げた本質には全く触れずに終わってしまった。 なんなんですかそれ。

ちなみに、フリットがプラズマダイバー持ち出した瞬間、アルグレアスもアセムも「まさか!」とか言ってるので、二人共あの爺さんが本気で殲滅させる気だったとは思ってなかったんだろうね。 フリットの心の闇は誰にも理解されなかったわけだ。

コレで全て終わる
三世代編に入って、この爺さんの心情描写は面白く事ここにいたって、最後の自問と虐殺の引き金を引く覚悟の冷や汗をかいている。
結局フリットは周りから託されたものや奪われたものを報いるためには、相手を倒しつくすしか方法が思いつかなかった。 それしか無いと自分に思い込ませてきた。

息子や孫がその手を止めようしてくれても、その託されたものをどこに下ろすべきなのか答えが見えなかったのだ。
でもキオは結局答えを見せてくれなかったんだよな。

ちなみに、身を挺して止めに入ったAGE-FXですが、4枚のCファンネルはしっかり攻撃態勢を取っており、フリットが引き金を引いたら容赦なくAGE1はバラバラにされていたかと思われます。 キオくんもやることは中々にえげつない...

脳内ユリン
そんなフリットを救ったのが脳内ユリンとその仲間たち。
ええ、もう完全に自己完結です。 自己完結ですむなら50年前に解決してるだろうそれ... この脳内自己完結は作劇において下の下だと思ってるので、これを最後に持ってきた時点ですべてが陳腐化してしまった。 せめてXラウンダー的な何かでユリンの意志と繋がって欲しかったよ、それをやるのがAGEデバイスみたいなオーパーツの役目じゃないのか。

託していった人たちの再登場と「君の中の英雄」のフレーズがマッチするとてもいい演出がされてるだけに許されないものがあります。

個人的には生きている人間の説得はやはりその同じ時代を生きた人間がやるべきで、家族をテーマにおいているAGEではアセムをキオがその役割を担うべきだったと思う。
いかんせんこの二人はフリットの原点を知らなさすぎる。 漫然と説得するんじゃなくて、祖父の軌跡を追い、赤裸々に暴露してでも、昔の自分を思い出させることだった。

キオは本当に何も知らないから、説得がフリットには全く響かないし、爺さんの「お前に何がわかる!」の方にむしろ納得してしまうという、本末転倒ぶり。

AGE最終話は歯車が狂ってしまったフリットの救世主観をキオを通すことで、本来の路線に戻すのが肝で、そのフリットの立ち戻るところはファーデーン編時代だったんだが、そこガン無視で脳内ユリンで解決したためにファーデーン編が本格的にゴミクズと化したのよね...

しっかし、エミリーの立場ねえなあw

爺さま改心
50年目にして憑き物が落ちる。
しかしセカンドムーンが地球に落ちるわけでもなく、その場で自壊するんだったら、連邦軍側は特に協力する理由ないよなあ。
ヴェイガン側にしたって、憎きガンダムが「協力しろ」とか言ってすぐ信用するとか考えにくいし。 でも時間ないので、みんな協力するのです。
そう、それがKYU-SEI-SHU。

すごいよね、キオがあれだけ説得して誰も聞いてくれなかったのに、フリット爺ちゃんなら一発なんだぜ? すごいぜKYU-SEI-SHU。

ダイタルバズーカ
そういえばFXには武装オプションがあったんだが、それどうやって海賊船に持ち込んだのウットビット...
そして合体バンクに時間かけて超威力見せつけるわけでもなく即破壊。 こ...この駆け足展開で忙しい時に何故コレ入れたwww 貴重なバリ作画シーンらしいけどさwww

ラスボス始末
大体OPっぽい流れでFXバーストモードで突撃粉砕。お疲れ様でした。
この状況でゼラを殺さず救えたのはキオの成長を表していたのでしょう、多分。 ...多分。

地球はお前に託そう
先に託されたゼハートの立場形無しである。 受け継いだつもりのアセムも同等。
なんで最後まで自分の過ちを顧みず上から目線なんだろうこの人...
しかし、フリットVSイゼルカントの老害決戦が無いとは思わなかった...何の接点もないとか何なんだ...

ここに一つの戦いが終わった。
AGEデバイスとEXA-DBを駆使し、マーズレイ対策が可能になるまで37年、合計100年到達、ガンダムAGE完結!!
なんだそのインチキwwww
つか、研究が始まってる時点で戦争終わってんじゃねえか、何が100年に渡る戦争だよw

最後立てられたフリットの銅像を引き倒して改革派が現れるところから、ガンダムAGE DESTINYが始まるんですねわかります。

なわけでまあ酷い最終回だった...(ヽ'ω`)
本当に酷い、なんでコレで通ったのか不思議でならない...
こんなエピローグなら先週終わっとくべきやったわ...

そんなボロッカスな最終回ですが、AGE全体としては見るべきものがないわけでもなく、評価できる部分は、割とみんな避けがちな「キャラクターが老いる」という部分を真っ向から描いた点だと思う。 昨今のキャラビジネスで中々にタブーなんじゃないだろうか。

15歳のガキが半年後に60超えた老害になるとか、いろんな意味でアグレッシブだった。

挑戦する必要があったのかは置いておくとして、そういう姿勢を貫いたのは良かったんじゃないでしょうか。

あと、全般的に作画クオリティが安定していて、メカ作画もシリーズ通じてかなり高水準、絵の安定度はガンダムの中でも屈指(OVA除く)だったと思います。 アニメーターの皆様お疲れ様でした。

この後はUCとオリジンという企画が控えていますが、まあまた二年後辺りにTVシリーズが来るのではないでしょうか。
今度こそ、若年層を拾えるガンダムに期待したい。 おっさん向けばっかだと先細りだからさ...

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RIDERFourze
第48話:「絶望の煌めき」

「掴めないものだってある、俺達は人間だからな」

大局的にはヴェイガンが味方を巻き込んだディグマゼノン砲をぶっぱなしても、目的を達成することが出来ず、ゼハートが自壊気味に出撃して落とされるまでの話でしたが、アセム編の決着回としては割と満足気だったりします。

ゼハートの選択と結末は残念なものだったけども、それもまた歴史の必然。

ガンダムを倒すための覚悟
ゼハートは目的達成のために、徐々に自身の言う「人間らしさ」を切り売りしてきている。 その最後の一手が味方を犠牲にしてでもガンダムを倒すというものだったわけだが、まんまとフリットに見抜かれてしまうという。

要約すると「お前死んでこい」という命令に従う側近二人の存在は、ゼハートの人望を表すものだったのだが、その二人が無駄死した時点で、将としてのゼハートもまた死んだのだと思う。

しかし、ゼハート死なすならフラムは生かして欲しかったし、フラムを死なすならゼハートには生き残って欲しかった。 あまりにも報われない。

ディーヴァ総員退艦
いち早くゼハートの作戦に気がついたフリットの取った行動には迷いがなかった。 ディーヴァを助けに来た海賊船はフリットが手を回したものだろうし、あんだけ反目してた息子の助力に頼ってたりするので、あの爺さん、なんだかんだでギリギリのところで折れる事ができる。
48話齢60歳過ぎて人間的に成長するフリット・アスノという。

47話もそうなんだけど、自身の目的のために味方すら犠牲にするヴェイガンと、自身が折れても仲間のために行動するフリットという対比が随分あざとく描かれてるなと思ったりw

ガンダムAGE1グランサ
フルアーマー装備に加え、二部ラストで装備していたゼフルドランチャーのビーム版(グラストロランチャーというらしい)を装備した正真正銘の最終装備。 このマッシブさかなりカッコいいのでプラモ欲しいw
AGE1もディーヴァと同じく半世紀戦い続けたMSなんだよな。
両腕のビーム砲と背中のビーム砲の4門あるのはかなり高火力だ。 フリットの搭乗機がここまで火力重視なのも珍しいな。

フラム特攻
今までになかったフラムのバックイメージ付き戦闘になり、なんかZやZZの頃のような演出がえらくガンダムくさいw
フォーンファルシアのマジカルさが出撃を重ねるたびに増していき、ついにビットで五芒星描いてゴン太ビームまで放つようになってしまった。 技術的にもはや意味不明である。 フラムさんの女子力...高まる!!

しかしもうキオは誰の説得もしないのか...

アビス隊残存メンバー
3部開始時に5人いた(キオ除く)メンバーも、残るはオブライトとジョナサンのみ。 二人共影薄いほうだったから、ここに来て急にクローズアップされた感が。

今回はアセム編完結の色も濃かったから、オブライトが大活躍でした。 まさかXラウンダー二人を殺るとは... 彼もまたスーパーパイロットだったか。
ウルフやアセムにもなんか一言欲しかったな。(ゲームではアセムと会話あんのよね)
ジェノアスがここまでかっこよく活躍する日が来るとは... ジェノアスOカスタムマダー

さらばディーヴァ
なんだかんだで第一話からずっと出ていた戦艦の最後は胸に去来するものはある。 持ち出すのは無理だったんだろうが、AGEビルダーごと焼き払われるとは...
これが潰されればもうガンダムは進化できない(新造出来るかは不明だが)から、それが唯一の成果か... フォトンブラスターも潰せたしね...

ハイパーブースト
AGE2の基本装備なのか、ダークハウンドで追加された装備なのか。 やっぱ海賊行為を行う上で逃走時に使うために追加されたんだろうかな。
しかし、ハイパードッズライフルといいハイパーブーストといい、ハイパー山盛りだなAGE2。

ディーヴァと共に
オブライトは「家」であるディーヴァを無くしても生き残るつもりはなかったように思える。 ディーヴァと共に消えたのは彼にとっては本望だったのだろう。
不遇の死を遂げる事が多いガンダムAGEでは、まだ満足気に逝った方でしょうね。

でもオブライトはせっかくの二部からの引き継ぎキャラだったのに、あまりスポットが当たらなかったのは勿体無かったな。

そして、相打ちとなったフラムは目的も遂げることが出来ず、不遇そのものだった、南無。

私は何をやっているのだ!
さっきは応援してくれた幻影が、今度は嘲笑しだした。
まさに「ねえねえ作戦失敗して今どんな気持ち?今どんな気持ち?」という周りでクマがステップしてるAAのアレだw

しかし、アスノ家サイドはオブライトが間に合わない以外トラブル無しで離脱したために「ゼノン砲撃たれたー!! どうなってしまうのか!!」的なことがなく、アッサリと回避されてしまったあたり作劇的にも報われねえ...

アセムvsゼハート最終決戦
長年のライバル同士の戦い、決着は一瞬だった。
シールドごと左腕を切り飛ばし、ビット使用不可、サーベル投擲でライフル破壊、そのままランサーで右腕もぎ取りしサーベル使用不可、腹部ビーム砲をサーベルで破壊。
極めつけは顔面(コクピットブロック)にアンカーを引っ掛け、バルカンを回避しつつ引きつけての引きパンチ。 ここまでわずか55秒。
パンチは寸止めしたものの、アセム・アスノ完勝である。 恐るべしスーパーパイロット。 スパロボ参戦時にはXラウンダー対戦時攻撃力+50%とか付きそうだ。

本来ならレギルスコアという脱出ギミックがあるんだが、鼻フックされてる時点でもはや意味は無い。
ゼハートが十全の状態だったとは思わないが、こうも一方的な決着になるとはなあ。

ゼハート・ガレット
以前アセムに「戦士になるには優しすぎる」と言い放ったゼハートだが、彼自身もまたイゼルカントの狂気を飲み込むには優しすぎた。

冷徹にアセムを殺しておけば、アセムと友達にならなければ、トルディアに潜入しなければまた違った結末になったのであろう。

ゼハートはAGE登場人物の中で背負っているものや託されたものが、ダントツに重い。 そしてその性格ゆえに重圧を一身に受けたわけだけど、それに耐えられるほど自分を捨てることも出来なかった。 その中途半端さ故に潰れていったのはなんともリアルだと思う。

彼もまたイゼルカントに運命を狂わされた一人だったのか。

しかし、レギルスの爆発に巻き込まないよう、最後ダークハウンドを蹴りとばすとか、アセムは最後までゼハートに蹴られるんだな。

次週「長き旅の終わり」
次週いよいよ最終回なんだが、もうヴェイガン側にはろくな人物残ってねえw
しかも100年完結まで30年以上残ってるしw


48話見て改めて思うけど、やはりAGEはアセム主軸でやるべきだったと思うなあ。
アセムっていろんなキャラと対決軸持ってるから主役向きなんだよね。
ゼハートとのライバル関係はもちろんのこと、父や息子とは持つ者持たざる者、フラムとはゼハートを巡って、イゼルカントとは父親対決(イぜさんキオを息子に重ねてた)
うーむ、色々惜しい。

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RIDERFourze
第47話:「青い星、散る命」

「お前は絶対許さない!!」

先週思い出したように出てきたキャラがあっという間に片付いていく様は、なんというか・・・人員整理・・・?

機動!グルドリン
先週ファントム1の人が乗って行ったヴェイガン製ボール。 どう見ても特攻兵器でしたが、案外どサイズが大きく、これはヴェイガン製のザクレロなのではないかと思いだしてきた。
武装は正面にビームドリルを展開し、ひたすら突っ込むタイプ。
ビームドリルはそのままシールドにもなるから、突貫力を考えると混戦地域ではかなりの爆発力が期待できるのと、FXにも敢行しましたが、ホールドして強引に撃破することも出来たりと、案外と理にかなった形状なのだと思う、ダサいが。

あと、機能面を見ていくと、この機体は地球侵攻時に地中掘り進んで友軍の道を切り開くのが本来の用途なのではと思う。

グルグルドリドリだからグルドリンというこのネーミングはかなりやっつけてるなヴェイガン!

しかし、こんな得体の知れない物体にやられていった連邦兵はさすがに不憫だな。

Xラウンダー部隊
おそらくはディーンも所属してる、この時代のXラウンダー部隊。 マジシャンズ8の後継になるのかな。 この部隊の機体は黒&黄でまとめられてる傾向になるのかな?
今のアセムなら敵がXラウンダーでも...と思ったら普通に苦戦しとるな。

突破作戦
「フォトンブラスターで大穴開けてそこから突っ込め。」
あかん...子安...作戦イージーすぎや...
でもこれが通じちゃうヴェイガンもどうなってんの、どうなってんのゼハート...

ザナルドの真意とは
あれ、なんでゼハート旗艦に戻ってんの... お前前線でディーヴァ所属機押さえる役じゃないのか。 お前戻ったらキオが突破して...来ないな...
第二部隊が優秀だということなのか。

正直ザナルドはゼハートに従うわけ無いんだから適当に泳がしておくのが一番良さそうだけど、ゼハートそういう指示苦手そうだなー。

闘牛士の気分
突貫力は脅威だけど、直線移動しかできないドルドリン。
見きってしまえば容易いものか。
難点はかなり固いので、多少当てても中々落とせないところ。
あの丸っこい形状は跳弾効果もあるのか、いまいちビームの通りが悪い。

しびれを切らしてビームドリル撃ったあとに直撃させたのは見事だったけど、一撃で仕留められなかったのが、このあとの不運につながる。

事故
後方不注意とまではいわんが、このセリックのやられ方はないわー。 もうちょい考えられただろう... しかも致命傷とか... グルドリンにホールドされた時に推進装置がイカれたとかでもいいしさ...

そういやアセム編でもディーヴァが挟まってたな。

セリック散る
みんなの隊長セリックを助けるため、フリットですら手を回そうとしているのが印象的な反面、フォトンブラスター発射までキオが殆ど出てこなかったのは何故なのだろう。
FXバーストモードの使い所はココだったと思うんだが、人が死なないと動かんのかこのシナリオ... キオとセリックの会話もなかったしさあ...

フリットはセリックの事どう思ってたんだろうな。 元司令ってポジで艦内では浮いた存在になりがちなところを正面から皮肉言ってくれる貴重な人材だったんだが、フリットとセリックの間にも最後の会話が欲しかったところだ。

ちなみにフリットは超タカ派の殲滅思考だけど、それはあくまで敵に対してのみで、わりかし味方には温情をかけるタイプだったりする。(率先して敬礼したのもフリットだ)

ディーン襲来
火星で友達になったあいつはXラウンダーだった。 しかもパイロット。
うーむ... こういう展開にするならディーンは最初からゼハート子飼いのパイロット(額にほくろついてる彼)のポジションにしておいて、キオ編最初からのキオのライバルに設定しておけばより良かったと思う(当時からXラウンダー部隊出しておけばいいし)

んで、火星で接触して少し仲良しになって、この決戦で~って積み重ねが欲しかったなあ。

説得成功
初めて成功した説得は、相手の戦闘力を排除して圧倒的な力の差を見せつける高町式説得方法だった。 もう最初から全員ダルマにしちまえばよかったんや。
ルゥの墓を作ってあげたいという共通認識があった相手だから通じたけど、やはりキオの説得方法は現状を理解した上での説得とは言いがたいな。(アセムの言うとおり矛が収まるレベルを過ぎている)

こういう相手をいかに説得するのか、もう少し考えないと同じ事の繰り返しだ。

怒りのバーストモード
愛と怒りと悲しみの!! 少年誌的展開!!!
ブチキレ金剛で発動しちゃうバーストモードって、FXは感情トリガーでも動くのか。 まあファンネル動かすのも脳波だったりするから起動プロトコルを走らせてしまった可能性はあるか。

発動したバーストモードは、AGE1タイタスのフルパワーモードを彷彿させるものだった。 そうか、これがAGEシステムの最適解。 答えは50年前すでに出ていたのだ...!

ちなみにHGガンダムAGE-FXには各部ビームパーツの取り付け部が配置されており、ファンネルのランナーにスイッチが入ってたところからも、バーストモードをプラモで出せるようにはしているようです。

確かな殺意
キオはこれまでヴェイガンを何人か手にかけてはきたが、こうも明確な殺意を抱いたのは初めてだったろう。 しかも今自分が信条としたい、誰も殺したくないというものに反する感情は、キオの心に影を落とすモノになるかもしれない。
直前でトドメを刺さなかったとはいえ、ザナルドが脱出できたのは偶然にすぎない。 あの丸っこいのが防御力の高い機体じゃなかったらとっくの昔にスクラップだったわけだし。

次週「絶望の煌めき」
予告に出てるFXのファンネル装備数が増加してるなあ。
そしてアセムvsゼハート最終決戦ってところかな。 あれ、そういえばイゼ様クローンの人どこ行ったんだ...?

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