Gundam Reconguista
第23話:「ニュータイプの音」

「名前なんて、つけた人の願いでしかないんですから!」

フルムーンシップ争奪戦
キャピタルアーミィはカシーバミコシを放棄してフルムーンシップとの接触を図る。
フルムーンの武器やMSを渡したくないアメリアは、ガランデンの撃沈を狙いクリムのいるサラマンドラが先行する。
他のアメリア軍から飛び出す形になってしまったので、ドレッド軍とブルジンからのCA軍の挟撃に合ってしまうというのが、23話冒頭の戦況。

ドレッド軍とブルジン部隊は連携しているわけではないのが、またややこしいw

その写真は消えないのか
どこから水着写真まで流出したのか... マッシュナーは軍高官でも美人なので広報的な役割も担ってた可能性はあるが。サラマンドラの艦長の相変わらずの緊張感の無さw

ちなみにこの写真25話でもマスクのMSのコンピュータにも入ってましたね。

カシーバミコシ奪取作戦
上記の戦況を尻目に、ラトルパイソンはカシーバミコシの占拠を目論む。 24話では法皇を返す事でキャピタルアーミィとの停戦の持っていく流れになるのだが、少しでも優位な条件を提示したかったところでしょうか。

アメリア軍との距離感
前回のジュガン司令とのやりとりと同様にグシオンもGセルフやアルケインの編入を提案する、ジュガン司令よりは柔和だったけど、今のメガファウナクルーは、どこかに属するという考え方はしなくなっているのでコレを拒否する形に。
しかしメガファウナは民間船でもなく、れっきとしたアメリア軍籍の戦艦なのに、こういう勝手をよく許したものだ...(23話ラストでGセルフの受け入れはメガファウナを指名したのはそういうこと) お父様、娘に甘いわあw

ニューアークの育児園のデータ
この時のグシオンの言うデータが何だったのか結局不明のままだった、いまさらに姉弟じゃないってことにもならんだろうけど、レイハントンコードが二人の血縁を証明してるわけだしなあ。 結局グシオン総監もなにも知らなかったということなのだろうか。

ブルジンの足が速い
ベッカー指揮下のウーシァ部隊はランケバインでの強襲をかけているので、他の連中の予想進度より全然早い。
これがマッシュナーの言う地球で鍛えた戦力というものか。
出遅れを自認したクリムに「寝坊しましたもんね」というミックの会話を聞きつつ、サラマンドラ艦長の顔色が真っ赤になっていくのは、まあそういうことですなw

ビーナスグロゥブからの編入組
ベルリが彼らに戦争を知ってもらう意図は、コレがいかに怖いことか、というのをビーナスグロゥブで伝聞してもらうため...なのだが、彼らもどうにも緊張感がない。

光学照準を舐めるなよおおお!!
RC世界ではミノフスキー粒子散布下ではレーダーが効かないので長距離射撃が出来ないのだけど、「フォトンアイ」という光学照準器は粒子散布下でも相手を捉えることが出来る。 ランケバインに装備されてるか不明だけどベッカーがこう吠えてるのならついてるのでしょう。 このフォトンアイ他にはマックナイフやアサルトパックにも装備されているけど、一律で標準装備されてるわけではない様子。

棺桶ビット
ベッカー大尉の一人時間差攻撃の初弾を防いだのが、ヘカテーの棺桶ビット。 防御「にも」使えるってことは、本来の使用方法があるわけだが、それはなんだったのだろうか...

三方向からの攻撃
実際はキャピタルアーミィからの二面攻撃は片方ブラフなんだが、サラマンドラはそれに引っかかってることになる。
この戦場で一番の難敵は強力なビームマントを持つガイトラッシュ。

しかしこの構図、ガランデンをフルムーンに差し向けてるキャピタルアーミィに対して、全力でサラマンドラに殺到してるドレッド軍はどうにも策が浅い、コレが練度の差か。

戦争の根っこ
RC世界の戦争は地上はともかく、宇宙での戦いはまだ始まったばかりだし、根本的には「地球に帰りたい」ってところなので、無用な兵器さえ取り除ければ、落ち着くだろうというのがベルリの、Gレコ自体の帰結なのでしょう。
アイーダが冗談で言った「フルムーンを爆発」させるってのは極端だけど手段としては選択肢に入ってたでしょうね。

クリムvsロックパイ
このマッチアップは何気に初めてか。 ビームマントには直接攻撃は通らないが、根本をミサイルで狙い撃ちするクリムと、反撃するもシールドで防がれるロックパイ。
「致命傷ではない」とジャハナムはノーダメージに見えたけど、追撃しなかったり素直にダハックに乗り換えたりと、ジャハナム自体結構ガタがきてたのかも...

ビームの発振器を半分破壊したの、結果的にはGセルフの助けになったのかな。

戦況変化
ミックのヘカテーが上手く立ちまわったのか、ベッカーはいつの間にかサラマンドラから離脱している。 ブルジンが色気出してクノッソスを砲撃しだしたのでその連携のためか。 なので局面としてはサラマンドラ攻撃に来たはずの2軍が攻撃し合いだしたという、サラマンドラには棚ぼたな展開に。

キャピタルアーミィ的にはフルムーン接触までの時間稼ぎが成功したし、アメリアとしてもカシーバミコシ確保という目的は達成されたので、この2軍は結果としては了といったところで、一人貧乏くじ引いたのはドレッド軍のみ。

光に引き込まれる
焚き火に吸い寄せられる羽虫のような...この心理をノレドは否定するの、彼女が戦場慣れしてるってことですな。
なにげにいつも凄い冷静に周りが見えてるよねノレド。

わかれよ地球人!
ガイトラッシュはかなり高性能機だったからなあ、ウーシャ爆殺もやむなし... というかそのマントそんな風にも使えるのか。
ベッカー大尉好きだったんだが、死ぬ時はあっさりだった。

Gセルフの義務
この時点でのベルリは「いかに戦いを終わらせられるか」ということを考えているので、高性能機であるGセルフに乗る自分が戦力を無効化せねばならないと前に出た。
モラン相手には武器のみ破壊とかやってるけど、ガイトラッシュにはオーバーキルなようにも...

パーフェクトパック本領発揮
今までのバックパックの性能を全て使いこなせるパーフェクトパック。 フレキシブルアームでバインダーが動かせるのでシルエットも各パックっぽくなる。
今回はリフレクターで相手のビームを吸収し、高トルクでパンチ&キック、最後はアサルトで砲撃。 ...高トルクはバックパック関係ないな...

ロックパイ死す
久しぶりに出てきたのに...
ベルリがガイトラッシュ破壊を厭わなかったのは、ガイトラッシュが戦場で一番危険な力だと判断したが故なんだろうな。
ロックパイを殺した後にベルリが感じた寒気、ベルリが人を名有りキャラを殺めたのは3人目だけど、だんだん感じ方が変わってきてますね。
ニュータイプの音というのはこの事なんだろうけど。

敵はクノッソスでしょ!
残ったウーシャは撤退、中距離とはいえ戦艦を狙い撃ち出来るメガキャノンが撃てるGルシファー何気に凄い、というかノレド場慣れするのはええw

名前は希望
ベルリは義務とか立場に凝り固まってる感があったけど、ラライヤ&ノレドの超正論に為す術なし。 そう名前は保証ではない。

ビーナスグロゥブの人を守れず、敵も殺してしまったと凹みがちに見えたケルベスが「飛び級生」と改めて生徒扱いした気遣い。 前は戦友だと言ってたのに、上手く使い分けるなあ。

フルムーン接触
ジット団側もアーミィに対して割と友好的なのだが、受け入れてくれるのならどこでも良かったのかな...?
ジット団の戦力は強力だけど、フルムーン一隻だし、数も多いわけじゃないから最初からどこか受け入れ先を探していたのかな。 レコンギスタが地球への回帰であるのなら、地球側であるキャピタルアーミィに編入出来たのなら目的はほぼ達成よな。
あとは働きを見せるという献身的な行動か。

カシーバミコシよりフルムーンシップ
マスクの行動は、名より実を取った、ということなのでしょう。
言うなれば、敵を叩くためにはなりふり構わない。
敵を倒す武器のためなら、ご神体だって捨てちゃう。

次週「宇宙のカレイドスコープ」
最終回まで変形しなさそうなアルケインにフィン・ファンネルが追加されてますね...>予告


| コメント(9) |

コメント(9)

  1. 今まであまりに人が死なないから、EDのラインダンスで踊ってる人たちはみんな
    最後まで生き延びるんじゃね?とか思ってましたが、、、南無
    バララも死んでしまうん……?

  2. EDのラインダンスって雲海をバックにしているから、あれはみんな死んじゃって天国でやっているのでは…
    あそこにいないリンゴさんは辛うじて生き残れるという感じで

    可愛い息子さん(?)を亡くしたマッシュナーさんに涙し、
    G-ルシファー組を始め仲間達からの叱咤激励に胸がすく思いの回でした
    やっぱり戦場ではしゃぐものじゃないな…

  3. 先日のGレコ研究会という番組でアルケインは変形しないと明言されましたよ。
    ヘカテーのプラモは本当に出してほしいですよね。

  4. ケルベスさんがホントに良いキャラになりましたなあw
    最初の段階ではチョイ役で終わるかと思ったのに、さり気なくチームのまとめ役になってる。
    ゼータのアポリーさん的なのかな。
    御大のアニメだとこういうちゃんと大人してる人が出てくるのが安心出来ますね。

  5. >「名前なんて、つけた人の願いでしかないんですから!」
    チート機体だろうが死ぬ時は死ぬという意味合いも兼ねた忠告が胸に沁みました
    わざとバカやってラライヤに叱られたい衝動にも駆られたw


    >EDのラインダンスで踊ってる人たち
    死ぬのは大尉二人だけだとばかり…キンゲに近い作風だったし、ワニに喰われていなかったベッカーが再登場した事もあって油断してた…
    ここまで来たらケルベス兄貴やハッパさん、ルアンさん他とか生き残って欲しいな

  6.  >気遣うラライヤとケルベスのフォローがいいなあ。
    ほんとにラライヤがいい娘で…ここまで化けるとは思ってなかったですよ。
    知人にラライヤの髪を下ろしたところが見てみたい、と言ったら
    ファーストでララァの髪型が解けたのは最後の瞬間でしたねぇ…
    と返されました…うぅ…

  7. ロックパイ、Gレコの最強兵装の一つであるシールドをロストさせるとか大健闘じゃ…

    ケルベス中尉、ようやくレックスノー卒業出来たけど、ちょっと頼りなさそうな量産機なので心配。大物ついでにリジットあたりを数台パクって来て欲しかった。赤いから大丈夫か…

  8. ガイトラッシュの破片がG-セルフにビシビシと打ち付けるシーン、
    死者の無言の抗議のようにも見えて、ベルリならずとも寒気がしました。
    カーヒルとデレンセンを手に掛けたときは不本意だったでしょうが、
    今回のベルリはあえてロックパイを手にかけた…のでしょうね。
     
    ヘカテーの棺桶ビット、SD体型の小型ロボみたいでかわいいw
    G-ポータントの小型修理メカとシンクロしてる…?

  9. >「名前なんて、つけた人の願いでしかないんですから!」
    逆説的に、全ての名前には名付け親の願いがこもっているという二重に素敵な台詞だと思います
    ケルベスが年長者ポジション崩さないのもベルリには嬉しい
    良い意味でいつまでも教え子なんだなと
    艦長連中が馬鹿やってる直後にベッカーが死んで一気に空気変わりましたね
    コクピットでエアバッグかき分けても逃げ場が無くて身体縮こませるしかなくなったロックパイには合掌

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