第16話「罪過の輪」
「あなたは、ダメ」
エリィが幸せになるために
エリクトの青いパーメットは、彼女の生体コードがデータストームと同調できていた証のようだ。 逆に同調できない場合、赤く発光して対象者を苦しめることになる。 それがデータストームの弊害の正体。
同時にルブリスの実験も正体が見えてきた。 あれも自身の生体コードをデータストームと同調させるための試験なんだ。 エレノラの生体コードではレイヤー33以降の同調ができなかったものを、エリクトはそれを突破し完全に同調。 やはりあの実験はGUNDフォーマットの無害化の証明目的であった。
GUNDフォーマット自体、機械と人体の一体化を図るためのものなので、ソフト面が同調できるのであれば、人体の生体コードをデータ化して、パーメット粒子に乗せることが可能となるわけでしょう、多分。
エリクトが耐えられなかった宇宙環境とは、水星に流れ着く前の事を指すのではないかと思うのだが、ゆりかごの星はこの辺の書き方が曖昧なので、断定しにくい(流れ着いたのが母と娘という書き方)
しかし、事故で取り込まれたのではなく、生身の肉体では生きられないから魂だけ送ったというのなら、エリクトの肉体は...そしてスレッタは一体何者なのだろう。 未だここには回答が見えない、普通にクローンだとズコーだが...
あと、今回改めてエアリアルとルブリスが同一であることが示されたわけですが、実はエアリアルのコクピットは胸、ルブリスのコクピットはお腹、と場所が違っている。 そのルブリスのコクピットだった場所に一体何があるのだろう...(でもハッチの位置が違うだけかもしれんな・・・?)
パーメットスコアエイト
スコアの拡大は単純に領域の広さに影響するのではないかと思う。 プロスペラの言う「世界」が水星から木星あたりまでを含めるのなら相当な広さだが。 あと2段階でそんなに拡大できるのか。
今はエアリアルというかごの中でしか存在できないエリクトだが、世界中にGUNDネットワークが張り巡らされれば、あらゆる場所に偏在出来るようになり「自由」になれる。
そういう世界の構築がプロスペラの目的なのでしょう。
うーん、そう考えると、ノートレットさんが起案した植物の生存戦略とはやはり竹なのでは...?
強化人士計画
カルド博士がルブリスで進めていたのが、データストームと同調できる人間の証明なのであれば、ベルメリアさんが発案した耐性のある人工中枢神経を組み込むというのは逆の発想。
あとのミオリネ戦でもそうだが、プロスペラ女史レスバが強い。 先に自分の悪辣さを見せてからの相手の正論に対して逆手を取っていくスタイル、レスバのカウンターは威力200%だからな...
激動のベネリットグループ
テロ事件の報道だけならいざしらず、企業行政法による治安活動と言う名の弾圧を独断で行っていたなど、マイナス情報がガンガン飛び交う。 まあこの情報流したのはシャディクなんだろうけど。
レジスタンスのロケランがディランザ・ソルのコクピット付近をぶち抜いてダウンさせてたのがすごい。 やっぱそこ弱点なんだ。
新しい総裁
一方的に被害を蒙りまくってるジェターク
暗躍するグラスレー
なんか知らんが漁夫の利が舞い込んできたペイル
いかにも、な顔をしてるが、何もしてないのに総裁チャンスが回ってきたペイルCEOたち、ホントライブ感で生きてるわw
血縁だけでは総裁になれない
メイジーちゃんは今日もイカレカワイイ
そう聞いて「御三家が後ろ盾になればワンチャン...」と言う冗談は9割位は本気だったと思う。 怒られたのでやめたけどw
釈放
テーブルの上にバッグやらインカムやら置かれていたので、地球寮拘束時に没収されていた私物が戻ってきたらしい。 ラジャンと面会できたのはまあ責任者だからか。
やっと戻ってきたスマホにはスレッタからのメールが律儀に1日3件。 日付があるかと期待したが昨日、一日前など相対的な表記だった。 なお拘束期間は5日間ほど。
スレッタのメール、朝はおはようだが、他のメールは部屋の掃除した報告や、トマトプラントの報告っぽい。
緊急事態宣言
穴の補修ユニット面白い。 出ていたのは硬化ジェルかな。 Gレコでも隔壁がジェルになってる宇宙港ありましたね。
セセリアの責任感はロウジくんでも意外なものでしたが、あれでも財閥のお嬢様なので(デミトレーナーのメーカー)そこはそれ矜持などはあるのでしょう。
でも見届けようにももう決闘はないようだが...総裁選がモビルスーツによるバトルロワイアルみたいな、脳筋展開に期待している。
ジュベジを返せよ!
巻き込まれた学生は気の毒でしかないが、地球寮に嫌がらせするのは矛先を間違っているが、スペーシアンからみれば、アーシアンは皆同じということか。 いやまあ現実世界でも普通にあるなこういうの...。
「人殺し!」のところがスレッタに刺さるかと思ったら、そうでもなかった。 うーむタヌキメンタル固い。
地球と宇宙の架け橋
サビーナの勧誘は本気だと思う。 サビーナがメカニックの腕を買ってるのはそうだろうが、それ以上に志が共通できるから誘っているのでしょう。 本来口封じに殺してもいいはずのところを引き止めてるので仲間に引き入れたい思いはかなり強い。
断るニカは明確に「シャディクは手段が間違っている」事を告げている。
サビーナはやはり元アーシアン。 この世界の軋轢は人種問題ではないので、籍さえ用意出来れば鞍替えは用意なのでしょう。 他の四人も同じかな。 ただガンプラのインストによると5人それぞれ目的は違うようなので、「地球と宇宙の架け橋」はサビーナだけが持ってる夢なのでしょう。
ニカの解放は、シャディクにとってはクリティカルになる件だが、宇宙議会連合に期待できるものなのだろうか。
エアリアルを強奪せよ
まだデミトレとエアリアルは没収状態なので、ファラクトは没収を免れた扱いのようだ。 この辺もバックの強さか。
のらりくらりしてた5号くんも、命を駆け引きに出されちゃ渋い顔をせざる得ない。 彼にとってペイルのCEOたちに命を握られてる状態は面白くないはずだが、反抗するにもその先がないからなあ...
6つの派閥
グラスレーの跡継ぎはシャディクで決まったのだろうか? 他にもいるっぽいけど。 ジェターク派閥もいるだろうに、まさかラウダくんに遅れを取るとは、やっぱシャディクはグラスレー分派みたいな勢力かな?
グエルの帰還
めっちゃ戻ってくるのが早い。 先週ソフィの死が伝わっていたり、ランブルリングの一件から5日くらいだということなので、15話から4日位で帰ってきたことになる、その割にジャケットの下のシャツがボロボロだったりして大冒険してきたことが伺える。 というかこの世界、移動がめちゃくちゃ早い、どうなっとるんや... プラントはL4だったと思うが、月より遠いのに...w
ぶっ倒れたラウダくんは身体的と言うよりは精神的な限界でしょう。 そしてペトラがブラック企業に努めて2ヶ月目の新卒みたいな顔になっている。
調停役
宇宙議会連合というかフェイさんたちが鋭い。 当たりをつけたのはシンセーの方。 ガンダムの開発費や開発インフラもデリングが持っていたようだ(そりゃそうか)
連合側では「誰が」「どのくらいの量」を流しているかというモニタリングは容易。 クワイエットゼロに関する機材もシンセーから運び込まれている。 一応ソフトウェアの会社だったので、異様さが際立つのでしょう。
そしてニカの行く先も調べてくれる、取引とはいえ親切。 ニカの救出はこの先の話の鍵でもあるので割とフェイさん次第だな。
そういえばミオリネの生徒番号、ここで見えてますねLS001 。 まあ成績家柄面で001じゃなかったらびっくりだわな。
ありがとう
クソスペわがまま女呼ばわりだったのがはるか昔のようだ。 なんかようやく最後のわだかまりが溶けた瞬間だったように思う。 素直に応対するミオリネの態度にも、それは現れている(今までだったら「礼を言われるようなことじゃない」とかツンしてる)
温室のこと
空気の読める男ティル。 彼とリリッケの下支えは株ガンダムの重要なところだろう(ミオリネが重用してるのもこの二人) なお、プロスペラがスレッタの母親だと知れて、びっくりしなかったアーシアンは彼だけだったりする。
スレッタのお母さんです☆
その可愛いお母さんのロールモデルはどこから引用してるんだこの人w プロスペラがプラントに来た事で話の進みは早かったが、何しに来たのかと考えると何しに来たんだろう... エアリアルの様子を見に来たか、ペイルが強奪に動いてるから止めに来たあたりか?
お前たちは誰だ?
ナンパ男は出禁。 エリクトちゃんのスレッタ好感度チェックは厳しい。 罰ゲームでスコア6相当のデータストームが流される、常人なら即死だろこんなん...
まず注目したいのは、これがパーメットスコア6で見える世界。 そうスレッタが見えている世界はこれなんだ。 声もこのように聞こえる。 スコアが低い時はもっと曖昧な声だったんでしょう。
モビルスーツを動かす程度であればGUNDアームは繋がなくても良いのですが、パーメットリンクを使う以上リンク自体はしているわけで、そこから逆にデータストームを流し込んできた。 最初モニターには「リンク不可」の表示がでるんですが、この表示が出きる前に逆流が始まったので、そこがエリクトの介入ポイントなのかと思われる。
この場にいるエリクトはメインと後ろの11人、ちょうど本体とガンビットの数と合う。 2期EDでは5人のスレッタ(?)でしたが、ガンビット1基に1エリクトっぽい。
そういえば最初にエアリアルの中の影を見たのもエラン(4号)だったな。 ファラクトの潰し方が徹底していたのはスレッタを傷つけた事への仕返しだった説濃厚。
GUNDの未来
ベルメリアの理念や事情はどうあれ、実際に命を奪われてるのは5号たち強化人士なわけで、これは5号のほうが正論よね。 これでベルメリアさんが罪滅ぼしのつもりでプロスペラに協力的になるのなら女史には棚ぼた展開だが...w
糾弾されてる時のベルメリアバイザーには5号の顔が写り、徐々に明るくなるんだが。 心の闇に光があたっていく演出が上手い。 ベルメリアには「それは間違ってる」と怒ってくれる人が必要だったんだ。 これもニカの言う「目的は正しくても手段が間違っているのはダメ」ということか。
まあ会心した先が正しい道かどうかは別の話なのだが(地獄か?)
ありがとうと伝えたかった
このシーン、足元のブロックで今のスレッタとミオリネの心の距離が推し量れる。 ありがとうと言いつつ歩み寄れないミオリネ、自分のやったことが正しかったと一歩寄るスレッタ。 そんなスレッタを理解できなくて詰め寄るミオリネと言う流れ。 この時が一番心の距離が近いはずなのに、全く想い届かないという矛盾。
お母さんの言うことはいつも正しい
スレッタ視点ではまさにこの通りなので説得の取っ掛かりが見つからない、そりゃミオリネも絶望顔になる。 ここでプロスペラの悪口に走らなかったのは懸命で、意固地になるとより洗脳が強固になってしまう、主を殴りに行くのが最適解。
スレッタの洗脳...というか母親への信仰心はかなりのものなのだが、スレッタ自身何も考えていない子ではなく、学校の件も人殺しの件も、嫌だけど最終決定を母親に依存している格好。
声を荒げるミオリネに対し、いつも以上に揺るがないスレッタ対比が色濃い。 スレッタは自分で答えを決められない時露骨に態度に出るのだが、この時は「母親の決定」と言う答えが決まってるので、困った問いでもキョドらず平常なのでしょうね。
親子の仇
カードの切り方が上手い、レスバつよつよプロスペラさん。 このデリングが襲撃事件の首魁と言う事実は、ミオリネのスレッタ好感度の高さで「負い目」の威力が変わる。
スレッタへの洗脳に気が付き、怒鳴り込んできた今こそがそのカードの切り時と判断したのでしょう。
だが、この事実はプロスペラが持つ最後の切り札とも言える。 どの道ミオリネにはクワイエットゼロを引き継いでもらわないと困るのはプロスペラの方なので、ここで「じゃあいいですー」ってミオリネがスレッタを見捨てるくらいだとこのカードの威力は発揮されない。
スレッタを復讐に巻き込まないで!
ミオリネとエアリアルさん、解釈の一致。
プロスペラの本心が復讐にあるのかはなんとも判断が難しく8割位は本音で2割はこの場でミオリネの目を欺くブラフなのではないかと思う。 案の定ミオリネの意識は「プロスペラの復讐心」へ向いた。
プロスペラとしては「復讐心」がブラフなら、空手形で交渉が出来るわけで、こう...大人の巧妙さが光る...
次の総裁へ
嫁姑戦争、今の所プロスペラが全勝している。 ミオリネにしたら、言う事聞かすために言うこと聞かなければいけない状態と言うあべこべさ。 強い強すぎる...何なんだこの魔女...
次週「大切なもの」
タイトル読みはグエル。 総裁選が普通に社内選挙だとアニメ的に盛り上がらないので代表者同士の決闘スタイルというイカレポンチ展開に期待しているw
エアリアルやスレッタの謎を追うための材料が、キャラクターたちの手に集まってきた、符合させる時は近い。
story
匿名
ガンダムって元々善悪ではなく各人の意地と事情のぶつかり合いなんだが、本作も善悪とかお構いなしの話だな~と改めて思った今回でした。みんななんやかや後ろ暗いところあるもんね。
あと、前回ノレアがニカを殴っていたのは、アーシアンのスパイとしてアス高専にもぐりこんだはずだったのにシャディクとの連絡役になってフォルドの夜明けを陰謀に引き込んだからでしょうね。サビーネを裏切り者と呼んでいたのもその辺かな。シャディクは純粋にアーシアンの味方やるつもりないのが見え見えですしね。