第22話「紡がれる道」
「責任は大人に取らせなさい」
クワイエットゼロ攻略戦その2
やることまずやれよと思ったらやり始めた艦隊攻略戦。 パーメット境界線内に入るとオーバーライドされるなら遠距離砲撃すればいいじゃんとは基本中の基本だが、ガンドノードが展開した防御フィールドはエアリアルのガンビットが展開してるものと同種だと思うが、あれがなんなのかはよくわからないままだった。 今回フィールド展開時に議会連合のオペレーターが「巨大なローレンツ力を検知」と言ってくれたので、電磁力バリア(ビームが当たって荷電粒子が確認されてる)であることがわかった。 V、V、V、ビクトリー。
流石にコロニーレーザー級ではないが、一艦隊10~12隻、各砲門が4と仮定し、それが3艦隊。 120を超える艦砲射撃を防ぎ切るのだから結構メチャクチャな防御力である。
ビームが効かなきゃ実弾兵器だよってミサイル打ち込むわけだが、条約違反である実弾兵器を標準装備してる当たり、議会連合もなかなかに罪深い(ノレアが怒るわけだ) とはいえミサイルは誘導システムにパーメットリンク使ってるわけで当然オーバーライド対象。 うーむこれを突破するには巨大質量を無誘導でぶつけるしかないように思う。 アクシズ落としだよおお。
パーメット反応炉
謎のジェネレーターが出てきた。 パーメット鉱石は水星の魔女独自のマテリアルだが、過去シリーズに該当するのはおそらくヘリウム3(核融合炉の燃料ね)なんだろうなあ。 パーメット利権はそのままエネルギー利権だったわけだな。
議会連合の猛攻を跳ね返したが、相応のエネルギーは必要だった。 最終的に物量で押せば押し切れるのではと思うところだが、絶対失敗出来ないだけに限界量の見極めができないと博打も打てないな。
引きこもり
今度はミオリネが引きこもってしまったが、スレッタより深刻。 流石にお腹すいたでは出てこない。 ここで無理強いしないグエルは理解があるといえばそうだが解決法が見えないというのもあるよね。
デミバーディング貸して!
前にスレッタが宇宙次郎食べるときに頂きますと手を合わせてた時も思ったが、AS世界には合掌の文化がある。 仏教が残っているのか、慣習として残ってるだけなのかはわからないがw
キャリバーンでテストしてるときにミオリネが祈るように手を合わせていたのも同様ですね。 ミオリネは誰に対して祈っているのだろう、お母さんかな。
今は大分打ち解けてるとはいえ、あのチュチュがスペーシアン相手に頭を下げてる姿はなかなかに驚きだと思う。(すごい真っ向に頼み事してる)
「壊したら弁償だからねえ~」ってからかうセセリアさんだけど、「この金額を払える覚悟」を測るのと「無傷で帰ってこい」というお願いの裏返し。
あとこの場所は避難コンテナだと思うんだけど、ロウジくん同室なんだなw
にぎやか
スレッタに嫌がらせしてた二人、ヤギの世話を任されてるw モビルクラフトより複雑とは... よほど操縦が簡略化されてるのかお世話が結構大変なのか気になるところ。(モビルクラフトもパーメットリンクで動かすなら思考アシストありそうだしね)
フェルシーはついていってもディランザは持ってこれないだろうに、なんでも良いから手伝いたいんだろうね、かわいい。
しかし彼らはあくまで後方サポートだが、雰囲気は学徒兵の決死隊なんだよなあ。
4号の顛末
かつてデートの待ち合わせをしていた場所で、彼の最期を聞く。 スレッタが涙を拭っていた事からも4号の最期は確定したものと判断して良いでしょう(ベルメリアにその手の機転が期待出来ないもの先週よくわかった)
自分で決めたことだから逃げずに進められる、というのは他人に決められたからずっと逃げたかった5号にとって羨ましいものに映る。 彼の行きたい場所というのはやはりノレアが残した絵の場所なのだろうが、それって5号のしたいことかどうかは別なんだろうな(この手帳をその場に連れて行くのは義理と思ってる?)
5号は自分のやりたいことを見つけられるのだろうか。
ニカとロウジ
ロウジくん、あんなムチムチなセセリアは平気なのに、ニカやレネと面と向かえないくらい女性慣れしていないとは。 セセリアは従姉妹とかそんな感じなのだろうか。
グエルの出迎え
このシーン妙にズレを感じたのだが、グエルはスレッタたちが来たのは「ミオリネに会いに来た」と思ったから、「会わせると思うか」って応対したのか。(まあ一度それで来たわけだが)
とはいえ、話できるならちゃんと話ししたいというのもスレッタの想いなので、やや勘違いから始まったこの話もちゃんと噛み合った。
ミオリネを賭けた決闘
スレッタとグエルが改めて決闘するのはエピローグの締めかなと思ってたけど、ここでリターンマッチ。 しかもフェンシングはガンダム伝統の決着方法。
スレッタに戸惑いがなかったので、フェンシング自体は科目としてあったのかと思う(防具に校章ついてるし)。 しかしそんなサラッと防具まででてくるとは準備が良いな、ジェターク社長室。
フェンシング対決はスレッタがラストシューティングを決めて勝利。 グエルとしては先日のややインチキした勝ちを返した形だが、わざと負けるような玉でもないので、この対決は純粋にスレッタの勝利なのだと思おう。
祝福の白
グエルを倒し、ホルダーに返り咲いたスレッタは再び白を纏う。 この制服の白はグエルからの祝福も意味しているが、今回乗り込んだキャリバーンの機体色も同様に白。 こちらの意味するものや如何に。
自分のやったことは取り戻せない
今自分の選択が全て間違いだったと後悔の念に苛まれ、失敗することを恐れ選ぶこともできなくなったミオリネには、この言葉は優しいものではない。
それでも前に向いて進むスレッタに、一緒に罪を向き合って欲しいと前に進む覚悟が固まっていく。 こんな弱々しくなっても扉は自分で開ける選択ができるのが、ミオリネの芯の強さを表してますね。
ミオリネ・レンブランは賭けのトロフィーでもなければ、扉が開くのを待ってるだけのお姫様でもない。
手をつなぐ芝居がすごい演出細かい、あまりの百合エネルギーにエリクトの尊みゲージがMAXになってしまった。(ドラゴンボール的解釈)
おめかしレンブラン
髪ボッサボッサのアホ毛ヘロヘロで、目元も酷い状態だったが、社員の元にはシャンとした格好で駆けつけた。 超速攻でスレッタが仕立ててくれたのだろう。
デリング総裁起きる
目が覚めたら、テロ事件起きてるわ、ペイルが裏切ってるわ、娘が総裁になってるわ、議会連合から執行命令出てるわ、おまけにプロスペラがクワイエットゼロ起動させてえらいことになってるわで、もう一眠りしたいところだろう。(ガンドノードあたりは「なにそれ知らん怖」でしょう)
2期はデリングをなんとか救う形になると思ってたのですが案外そういうことにはならず、ミオリネの決意を聞き届ける役回りになりました。
デリングにまつわる今後はエピローグになりそうですね。
ラジャンの時間稼ぎ
クワイエットゼロはクエタで作ってるのかと思ってたけど、L2宙域から出てきてたのでそれとは別か。(ベネリットのフロントやプラントはだいたいL4宙域にある)
ラジャンも計画自体は知っていたので、コアユニットを移送させるという手は打てたわけだ。 でもクワイエットゼロの戦闘力を知ってる風ではなかった、開発がL2だったし、あの機動要塞はデリングにも内密で会社の金突っ込んでた可能性ある。
データストリーム内で動けるのはガンダムのみ
しかもスコア5以上とか、この条件をクリアできるパイロットは皆無と言って良い。 だからプロスペラは「やはり」と言っているわけで。
過去これをクリアできていたのはソフィなのだろうが、あれはスコア5に到達していたということでしょう。 その結果、程なく命を落とした。
ファラクトが高スコア対応になってないのは、そもそもファラクとはキャリバーンやルブリスのようにGUND技術発展を目的としておらず「兵器として実用レベル」を探るための機体なので、スコア4までの強度となっているわけですね。
とはいえこのままベンチってわけじゃないだろうし、美味しいところで出てくるのを期待している。一応あの輸送船の中にあるでしょファラクト。
レトロ技術
パーメットリンクがオーバーライドされるなら使ってないのを持ってくるんだよお!がまさにその通りだった。 デミバーディングの背中のユニットが古めかしいのは、ホントに古いからだったとは...w パーメット技術はAS有史以前から存在してるので、このユニットは120年以上前からの骨董品となるわけだ。
目隠しで出撃するようなものとは、センサー類が何も使えなくなるからでしょう、ただこのシチュエーション、過去に一度授業でやっている、それが活かされる時なのだろうか...
この外部ユニットからデミバーディングを操り、ミオリネたちが乗り込んだコンテナでクワイエットゼロにカチコミ、停止コードを打ち込むというのがミオリネたちの作戦。
ケナンジに用意させたという「NTPS」だけど、我々の世界の用語だとこれは「Network Time Protocol Server」の略で、サーバー間のタイムロスを修正するプロトコルなんだけど、これがどう攻略の鍵になるのかよくわからない。 逆に通信ラグを発生させる目論見なのだろうか... 最も全く別の略称かもしれんけど。
本当に良いのか?
グエルの心配はもっともなんだが、この期に及んで二人の覚悟を見くびっていた自分を反省させるためのビンタ。
責任の所在
先週からどうもモヤモヤしてたことをケナンジが言ってくれた。 この場では総裁でもあるミオリネの立案を尊重しているが、やはり彼女たちは子どもなのだ。 ここで「君たちだけが頼りだ」とか「頼むぞ」などと押し付けないところが良い。
しかしラジャンやケナンジのように、プロローグではいかにも悪側なポジションにいた人たちが、主人公たちを見守る立場になるとはわからないものだなあ。
私を信じなさい
シャディクにとってミオリネは理解はしてるが信用はしてなくて、でも相手には信用させたいという存在だった(実績を示して信用させようと失敗したので9話では決闘となった)
取引とは相手を信用するところから始まる。 ミオリネが持ちかけた取引ということは「私を信用するのなら、私を信用するお前を信用しよう」というもの(グレンラガン文法)
シャディクがあれほど欲しかったミオリネからの信頼は、こんなことで手に入った、そりゃ笑うよね、遠回りしすぎだ。
ただ何をやらせるつもりなのかはよくわからない、囚人兵として出撃させるわけでもなさそうだが...?
いつでもあなたのそばに
トマトの遺伝子コードに娘へのメッセージを仕込む母親、よくよく考えればかなかなかにキマってる。 トマトには母親に想いがこもってるってそういう物理的な意味じゃないw
また作るわよ、というのはプロスペラぶっとばして、農園作り直しましょうという未来の話、希望の話。
スコア5
キャリバーンにはデータストームのフィードバックに軽減フィルターが付いていない。 パーメットスコアを維持出来るかはパイロット側の負荷の話なので、例えば通常スコア3発動するには100のデータストームが必要として、10(仮定値)までカットしてくれるのがフィルター効果、そのままパイロットが100引き受けるのがキャリバーン。
ただしパイロット側の受容量が1減る場合、フィルターありだと10減らす必要があるところを、キャリバーンだとそのまま1だけでよいので、フィルターありDSは90、なしは99の容量を扱えるため、スコアが維持しやすいということか。
スコア3の時点でスレッタは顔を歪めていましたが、この時点でフィルタありのデータストームの何倍も受けていたと思うと、その状態でスコア5をクリアしたのが如何に偉業かよくわかるものです。 正直「耐性がある」なんてレベルじゃない。
スコア5到達時、赤い光が弱くなっていたのはどういうことなのかしら?(色が濃くなった?)
ミオリネ・レンブランの初仕事
なんでペイルのオバサマ方は余裕綽々なのか...w そして本物エランくんはどういう立場でこの場にいるのか色々と謎いw
突撃部隊はポッドにミオリネ、ケナンジ、エラン、ベルメリア、マルタン。 デミバーディングにチュチュとニカ、その他メンバーは輸送船という構成。
そしてグエルは1話以来のグエル専用ディランザで出撃。ビームジャベリンの色がピンクになっている実戦出力モード。 頭の羽飾りがなくなってるけど、ああいう虚栄で飾ることをやめたということでしょうな。
フェルシーの姿が見えなかったか、輸送船スタッフか、グエル同様直掩に回ってるのかな?(ディランザソルなら回してもらえそうだし)
ガンダムキャリバーン
パーメット境界線を突破してきた姿がめぐりあい宇宙のガンダムっぽいが、EP6のフルアーマーユニコーンっぽくもあり、よくよく思い返せば過去ガンダムでオマージュされまくってるシーンだったw
キャリバーンの機体色はスリッパ以外ほぼ白一色ですが、おそらくはガンダムの富野構想カラーが銀一色だったことを踏まえてるのかと思います(後にロールアウトカラーとして玩具のカラバリになりました) 今のところアニメ上では白っぽいけど、メカ作監やられている坂本さんのイラストではグラデーションが入ってて銀色っぽく見える。 ガンプラではどんな感じだろうか。
装備は魔女のほうきを思わせる、ロングランチャーとブースターが一体化した武装とビームサーベル及びバルカン。 ここで魔女っぽい装備が来るのはなかなかにおしゃれです。 X上にブラストしてるのでシルエットがGXみたいなのもヨシ。
人類未踏のスコア5とはいえ、初めて乗る機体でガンガンガンドノード落としていくスレッタすごい。 元々パイロット適性高いとは踏んでましたが、エアリアルじゃなくてもエース級の技量。
対してガンドノードはガンビット付きオプションユニットまであるとか、プロスペラさんマジどんだけ会社の金使ってんだ...w
やっとでてきたシュバルゼッテ
ラウダくんあまりにタイミング悪い上に、グエルとミオリネが婚約解消したであろうことを知らない。 正直設定したものの使い所がなかった感あるシュバルゼッテ。
一時はスレッタ搭乗機になると思われたが、なんかもうディランザに負けそうな空気あるくらいに落差が激しいな君...
止めに来たんだよ!
エアリアルは特にデザイン変更されてないのにラスボスの風格で降臨しててすごい。 というかクワイエットゼロから離れちゃったら境界線維持できないのでは... 姉妹対決果たして。 水星の魔女のスピード感だと姉妹対決は23話で決着付きそうな気はしてる。
次回「譲れない優しさ」
「まだそんな女に囚われているのか!兄さん!」
「ミオリネなら婚約解消した!」
「ヨシ!」
OP前で解決するくらいのスピード感で頼む、マジ。
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daishi
NTPSはNuclear Thermal Propulsion Ship or System (熱核推進船/システム)の略らしいとの説がありますが、まだ用語集には載って無いですね。
核融合炉ベースの熱核ロケットは宇宙世紀モビルスーツの主推進機関(核融合炉の熱で直接推進剤を膨張させて推進力を得る)として使われてます。
匿名
シュヴァルゼッテの名前の意味からしてスレッタが乗るものとばかり思いこんでましたが、グィムやグエルの代用品としてCEOに仮就任していたラウダにも搭乗の資格があったんだなぁ、と。
匿名
魔女ラジの声優さんのコメントによるとシャディクにはサプライズ的なことがまだあるようですよ
>>姉妹対決は23話で決着付きそうな気はしてる
尺が足らないとかネットでいろいろ言われていたけど、何とか終わりが見えてきた感じですな
ただプラント・クエタでクワイエット・ゼロが完成するらしいのでまだ2転3転する可能性があるなあ(ワクワク)
T犬
シャディクが出来る事は地球サイドへの交渉とかになるのかしら。
まがりなりにもアーシアン支援をしていたので、その方面では窓口になりうる可能性が。
匿名
凄くいいシーンだったけど一緒に地球に行ってに対してスレッタが返事しなかったのが怖いですわ