第9話「あと一歩、君に踏み出せたなら」
「ガンダムなのか、お前は?」
ちょっと昔の話
グエルがまだブイブイ言わせてた頃の回想、8勝とあるが生徒番号はKP001なので、グエルが3年になってからの出来事。 ホルダーが花婿にって話恐らくは今年度から始まった事なのでしょう。 勝利数は通算ではなく年間かな。 スレッタの編入時期がよくわからないが、当時は26勝してたので結構ハイペースで決闘してる。
ミオリネの前ではハリネズミ
「ハリネズミのジレンマ」というのを我々エヴァオタはよく知っている。 シャディクのそれも同義でしょう。
しかし、ハーレム王でございな先週のラストの絵面で、ガールズ全員に「本命の前ではヘタレ」とバレてると思うとなかなかジワる。
起業不可
新校則で待ったがかかるのはわかるのだが、看板が割られるのはわからない。 どういう治安の悪さなんだよアカ校w
ミオリネが派手に動いてた分、やっかみも多かったということか。
救済案
短いシーンだが、ここにミオリネとシャディクが決定的に合わなかったことが明示されている。 シャディクの提案は業務の下心があるにせよ、可能な限りミオリネとウィンウィンになるよう腐心している。(やってることはエゲツないが)
でもそれは勝手な理屈をミオリネに押し付けてるだけに過ぎず、ダブスタクソ親父たるデリングと同じなのだ。 最終的にこの提案が引き金になりミオリネから決闘を挑む事になる。
6vs6の集団戦
こういうのは挑まれたほうが決められるのだろうか。 うーんでもエラン戦は挑んだほうがフィールドを決めてたな... い、インチキ...w
こういうのもバックの力次第となると、地球寮は基本的に不利な条件でしか戦えないな。 そして見届人になったラウダくん、気がつけば御三家が誰もおらんようになるから、昇格したわけか。
ガンダム乗ったら死ぬんだろ!?
ギャグっぽいけど、当の株式会社ガンダム内でもまだこんなイメージなので、悪印象払拭までの道程は長い。
レネに挑まれたリリッケちゃん、軽くここで立候補してたけどなんとも思い切りが良い、男子人気高い秘密の一つかもしれない。
連絡係
シャディクとニカの繋がり、連絡係とは言っていたが、どことの繋ぎなのだろう。 ガンダム関係でシャディクに有利になるよう働くなら、今回動いていたと思うので、その線はない、少なくともスレッタがやってくる前からの関係だとは思う。 ニカの実家を通して地球企業のどこかにアクセスしてるのかな。
助っ人助っ人
スレッタが実習仲間を探してて頓挫していた以上に難しい助っ人問題。 スレッタは割と頼み事は出来る子だが、グエルの事はこの時までマジ頭になかったと思われる。
まだグエルの事が苦手100%なので、街頭のポールに隠れ、嫌われてるのがわかってるので、正面を向かず一歩離れる心遣いが細かい。 なんかシャディクがグエルを気に入ってる理由がわかってしまったかもしれない。
お父さんのこと好きなんですよね
この台詞と同時にポールの灯りがつく演出。 これはグエルの心を照らしていることを表している。
グエルはグエルなりに父親のためになりたいとは思ってる、思ってるからここでスレッタの頼みに応じることが出来ないジレンマ。 でもあの親父そこまで考えてないのがなあ... 親子関係も三者三様だなあ。
花婿なら、お嫁さんを信じます
ま、これが決定的な差だったというわけ。 シャディクは自身はミオリネの天敵デリングを模され、モビルスーツはガンダムの天敵ベギルベウの発展機という、なんとも目の敵にされる構成にされてしまったw
ザウォート供与
別段資本提携してるわけではないが、ファラクトを引き渡すまでは関係性はあるわけで、頼みを聞いてくれるベルメリアさん話がわかる。 まあこのザウォートただ供与したわけでもないからモニターしまくりであろう。今回の件で何かに気がつくのはペイルとベルメリアかなあ。
オリジナルエランくんはファラクトを渡せるわけないと言ってたが、確かに契約上モンキーモデル渡せるはずもなく、どうするつもりなのだろう...
ファンクラブ
シャディクガールズそれぞれでファンクラブがあるのがわろた。 サビーナは女子人気が高く、レネはオタクのファンが多い印象w
ガールズが出撃時に生徒番号コールするけど、メイジー(グエルくんとかミオリネちゃんと呼んでた子)がLP011と学年は違えどナンバーが一番上だったのがちょっと面白かった、あの軽口は実力に裏打ちされている。 なお開戦即2機落としたのがこの子。
決心開放
開戦時のサインがチームレベルの表示になっていて、グラスレー寮の勝利数が7勝0敗、地球寮は戦績なし。 ペイルは性質上チーム戦やりそうにないが、ジェタークは多少はやってそうな気はする。
なおこのチーム戦はリーダー機のアンテナ折れば決着、つまり僚機はアンテナ折れようが首が飛ぼうがリーダー機が健在である限り戦闘可能、この辺なんかガルパンのフラッグ戦を連想してたので最後の地球寮の根性に驚いたw
四機瞬殺
開戦直後、支援に詰める強襲というバトオペでよく見るやつ。 シャディクが支援のチュチュを抑え、サビーネとイリーシャがスレッタを足止め。 残り四人は素人でしかないので3機で蹂躙する。 文字通り秒でミオリネの戦略は瓦解した。
あたしの男に恥かかせんなー!
リリッケvsレネ、あまりに理不尽w
ジェタークの次の手
グループはガンダムの存在を認め、自社はシンセーとも手を組めず、息子はホルダーになる望みは薄いとなれば、まあ違う手段で業績回復を図るよね。
寮から追い出してたのに、いきなり退学、ポジションは用意する。 この親父もデリングやシャディクとあまり変わらない。
グエルとシャディク、進むことも退くこともしなかった者は、何も手に入れることはできない。 魔女の戒律は厳しい。
スウォーム兵器は使わせない
ガンビットの事を指す。 グラスレーは対ドローン兵器が強みなので、ガンビットのような遠隔装具に対するノウハウが豊富。
特にエアリアルのエスカッシャンはシールドを兼ねている(よくよく考えれば妙な表現だが...)ので、本体に正確な射撃を固めることでビットを展開させず、僚機を助けに行かせない。 御三家戦はそれぞれテーマがあるけど、やはりグラスレー戦のテーマは「天敵」
地球寮舐めんじゃねえ!
チュチュデミが凄い動きをしている。 3話ぶりのMS戦だけどその分今回のメカ作画凄い。
ミカエリスの右腕は分離可能だが、ダリルバルデの腕と違い有線なのが興味深い。 自分たちが対ドローン兵器に特化しているからこそコントロールを奪われないための兵器思想。
殴りかかったチュチュデミの両足を削いだのは、さっきまでスレッタの足止めをしていたイリーシャ。 いつの間にかスイッチしていた。 こういうところもチーム戦が強いところなんだろうなあ。
君は間違えた
1対1ならガンビットの数で圧倒的なエアリアルも、6機が相手となるとビットは牽制がせいぜいくらいになってしまう。
「視野」という言葉をよく使うシャディク、決め手がその視野の外からの狙撃だったというのが皮肉。
ミオリネのことになると視野が狭くなるのが弱点であったか。
しつこいねグラスレーは
やはり持ってたアンチドート。 絶対に決まる必殺のタイミング、しかもベギルベウと違い、6機連携で広範囲をカバーする念の入れよう。
事変後21年間現れなかったガンダムの対抗手段を開発し続け、確実に決めるフォーメーションも確立している。 この執念深さ、グラスレーがデリング以上にガンダムを敵視してる理由はなんだろう。
GUNDフォーマットがなければ凡庸ね
ここでいうGUNDフォーマットはガンビットの事を指すので、エアリアル自身はシステム無しで動くことは出来る。 凡庸ねとは言われたがミカエリスの猛攻を引き撃ちで凌いでたりするのでそうバカにしたものでもないのだが、あがきにしかなってないのも事実。
落ちろォ!水星女ァ!
冷静を装ってたラウダくんがめっちゃ本性出てて周りドン引き。 まあ彼の場合スレッタが来てからホントろくな事が起きてないので溜まりに溜まったフラストレーションが爆発したのだろう、もう次お前決闘挑め。
いたんだ
な、何が・・・!?
スレッタのわがままを受け入れたエアリアルがシェルユニットを青く発光、これ青く光る前に一瞬赤いのが気になるポイント。
シェルユニットの赤い光はGUNDアームが稼働してる証だから、アンチドートが効く。
アンチドートが効かなくなった青い光はGUNDアームではない物が動いている。
シャディクが言う「ガンダムなのか?」とはそういうこと。 プロローグでの「所詮はガンダム」と対になってるセリフでもある。
そういう意味では2話でプロスペラが言っていた「あれはガンダムではありません」もそう嘘というわけではない。 そう、ガンダムではないのだ。
プロスペラがベルメリアに「ベルはヴァナディースの遺志を継いでいる」といった意味の真意、ここで確信した。
しかし、プラモに赤目シールが付いてたので、ピンチに目が赤くなって暴走モード!などと安易に予想してたらシェルユニットが青くなるとは思わなんだ。
水星の魔女では赤と青は象徴的に使われている、スレッタとミオリネのテーマカラーもそうだし、呪いと祝福のメタファーにもなっている。 赤い光が呪いであるのなら青い光は祝福、この青い光はかつてエリクトに現れたものと同種ではないかと思う、つまり...
ちなみに赤い光は呪いという風でオープニングを見ると「原作富野由悠季矢立肇」に赤いドロップシャドウがついてることに気がついてしまってダメだった。(あと監督の名前と制作・放送局のクレジットも赤い)
プロスペラの涙
果たしてこの涙が意味するものは、というか涙以上にメッセージ性のあるのが食いしばりを込めた笑み。 かつて同胞も最愛の夫も奪ったあのアンチドートをついに打ち破ったのだ。 涙の真意はどうあれ、ついにやってやったぜの感情も相当大きい。 目とかめっちゃ見開いてるよきっと。
気持ち悪い
エオナはよく禅を組んでたりしてて、スピリチュアル方面に造詣が深そうなので、スレッタの異常性に直感するものがあったのかもしれない。
やんわりとビットやエアリアルの意思を感じてるくらいだと思ってたら明確に会話してて不穏要素が爆上がりしてしまった。 この事に気がついてるのはミオリネだけだが...
敵機の頭を切り裂いた後に念入りにビットで細切れにしてるんだけど、これは戦術上正しく、リーダー機以外完全に行動不能にしておくのがベター。 いつもの決闘のノリで頭だけ破壊してたガールズのほうが甘かった。 それはそれとしてビットさんたちの動きに積年の恨みを感じないこともないw
ミオリネの隣に立つのは俺だ!
この異常なエアリアル相手にも事実上チェックメイトをかけたシャディクの戦術は評価されるべきだろうな。 まあ地球寮のインターセプトなくてもガンビットさんが細切れにしてた気もしないでもないが...
地球寮なめんなっつったろ
チームの中で唯一メカニックだったティルだが、彼が戦場にいたからこそその場でギリギリMSを継ぎ接ぎしてチュチュデミに一発撃たせる事ができた。 チュチュデミはエネルギーパイプごと切られてたので修理する必要あったしね。
そしてその必殺のタイミングが来ることを読み切っていたのがミオリネ。 ある意味でシャディクが止めを自分で刺すことを「信じていた」
ここも信じる者信じない者の対比になってますね。
このエアリアルだけじゃなく皆で勝った展開すごい好き、確かにここにグエルは挟まれないわ。
勝利の舞
どうもこれは勝ったら毎回やるつもりらしいw 絶対スパロボとかGジェネで採用されるぞw そんな舞を見つめるエアリアルの目が優しく見える。
いつもごめんなさい
「いつも」とはアカ校に来てからの決闘の日々か、それとも別に負い目を感じることがあるのか、ふむう。
ミオリネのトマトハウス
今回の話でわかりやすかったのだけど、このトマトハウスはミオリネの心のメタファーなわけで、それに対する三者+スレッタのありようがそれぞれ特徴的で面白い。
強引に入ってくるグエル
中に興味がないエラン
一歩入る勇気がだせなかったシャディク
そして招き入れたスレッタ
また、トマトもミオリネの心なわけで、剪定した青いトマトはシャディクへの恋心か。 あったんだよそこに。
一話の感想を書いた時、このトマトは切ったらハート型なのでスレッタに与えたのは魔女との契約で心臓を捧げた意味では?とか思ってたけど、割と当たらずとも遠からずだったのではないでしょうか。
演出も相まって色々と情緒的な9話であった。 さて、各寮との戦いが終わり次から何が起こるのか。
次週「巡る思い」
サブタイ読みはミオリネ。 7話から物語がミオリネ視点になってますなあ。
story
J.J
>勝利数は通算ではなく年間かな。
エランが(5話開始時点で)7勝0敗だったので、以前に行われたとされる御三家同士の決闘は消去法でエラン対シャディクしかないと踏んでいましたが、進級ごとに戦績がリセットされるなら話は変わってきますね。
そもそもペイル社のBBA共がホルダー争いに消極的な眠れる獅子のシャディクにわざわざ喧嘩売るメリットも薄いので、戦績リセット前の前年度にグエルに決闘を挑んで返り討ちにあったのかもしれません。
なおホルダー奪取に失敗したエラン(恐らく3号)がどうなったかはお察しください。
匿名
オジェロ君もメカニックです…