第10話「巡る思い」
「スレッタ、忘れった」
カテドラルは動かない
なんかなし崩しでガンダム認められちゃったけど、サリウスはやはり気に入らない。 監査組織はデリングが創立したものだが、グループ総裁になった今でも関係性は維持されている。
こういう組織は本来グループ内権力と独立していないと、本来の機能し得ないのと思うのだが、むしろデリングはカテドラルの立場を活かしてグループ内の邪魔な企業を排除したのではないかまである。
しかしカテドラル創立には、グラスレーも後ろ盾しているだろうに、この対応は梨の礫だなあ。
デリング暗殺計画・改
ぬるっと出てくるヴィムおじさん。 いやホント何の用でシャトルに乗っていたのか。
この計画、どうジェターク社に利益があるかをまず考えてみる。 今デリングを殺したところで、倅がホルダーでもないし、ジェターク社の業績が上がるわけでもない。 ワンチャンどこからか合併の話が持ち込まれれば持ち株過半数で逆転が打てる、くらいだ(多分話をつけてるのだろう)。 おそらくは他にも何社か声をかけているはず、そう、前回何故か暗殺計画を見破ったあの人にも...
サリウスは、計画自体に確信が持てなかったので乗り気ではなかったが、シャディクは逆にジェタークを利用できる手を打ってきた。 デリングの暗殺+ホルダーの奪取。 もう過去の確執がない自分ならスレッタに勝てるという自信があればこそ。
二ヶ月
中破したエアリアル、流石に学生レベルで修理できないのでファクトリー送りに。 恐らくだがスレッタとエアリアルが二ヶ月も離れてるのは初めてのことではないかと思う。
ミオリネが心配していたように、二ヶ月離れてたら寂しくなりそうだがそんな様子は見られない、これはスレッタの依存先がエアリアルからミオリネに移りつつある証拠であろう。(そういう意味ではシャディクの見立ては正しい)
そして二ヶ月間、溜まっていた決闘、これはエアリアルがない今こそホルダーになれるチャンスと思われてるからでしょうね。 後ろ盾の資本も決闘の一部なら、代わりのMSを用意できない時点で駄目なんだろうが、決闘委員会がストップをかけていたというのは、やや権力乱用ではなかろうか?
個人的にはデミトレーナーで無双してるスレッタも見てみたかった。 やっとプラモ出たんだし。
人を頼るという事
他人を入れることをあれだけ拒んだ温室をスレッタに任せ、さらにはファームの業者に委託する。 ミオリネにとって心のメタファーや拠り所だったが、同時に社会から自分を守るゆりかごでもあった。 これを他人に委ねるということは、温室はもうミオリネにとって「大事な温室」でしかなく、今まで持っていた意味合いが変わってきている。 トマトの色が変わりつつあるのは、ミオリネが大人になりつつある事を示している。 だが、スレッタはそんなミオリネの心の変化がわからない。
GUND義足運用試験
どうやって義足とリンクしてるのか謎かったが、多分ヘルメットが思考レシーバーになってるのではないかと思う。
テレビに出てるミオリネが「GUNDの特徴の一つとして思考の抽出?」と言ってるので、スレッタが「ステップで飛び越える」と思考すれば、行動に必要な部分だけを取り出し、アクションを構築するのがGUNDの基本技術なのかと思う。
理想としてはこの技術は誰でも使えるべきで、テスターはスレッタに限る必要はないのだが、現時点ではGUNDの安全性の確立に至っていないので、実績のあるスレッタのみが実験に参加でき、チュチュですらテスターとして起用できない。
ミオリネがエランを雇用しようとするのも、そういう背景がある。 まあそいつ偽物の偽物だけど。
それにしてもこの運用実験の作画凄い。 普通にしっかり歩くアニメーションは結構難易度が高い(なんせ皆見知った動きなので違和感がすぐバレる) ボストン・ダイナミクスのPVを見てるようだったw
やりたいことリストNo.08
「ジョークで皆を笑わせる」達成。 一瞬止まったのは、今こそチャンスと思ったからだろう。 それだけスレッタにも余裕が出てきて、地球寮のみんなとも打ち解けてきた、その割にNo.5「友達と登校する」が埋まってない。 何故に。
ミオリネにキーホルダー渡したかったのは、No.09「友達とおそろいのアクセ」による。 水星のセンスが理解できないニカ。
あとスレッタの喋りがスムーズになってるのも、緊張が解けてリラックスしてきた感があります、学校生活楽しそうでこのまま時間が過ぎればいいのにね...
事業報告
3%出資してればチェックが出来るそうで、その権限を利用して運営状態をチェックするパパ、なかなかの親ばか。
転換社債による資金調達とは...
転換社債の特徴は?
特徴 発行会社の株式に転換することのできる権利がついている社債です。 CB(Convertible Bond)とも呼びます。 将来、発行会社の株価が上昇すれば、あらかじめ決められた価格(転換価格)で株式に転換して値上がり益を得ることができます。
転換社債のデメリットは?
デメリット 一方で負債としての認識がなされるため、CBに利息が付されている場合など、利息の支払い義務が発生する可能性があります。 MSCBでは、株価が下落した場合には発行される株式数が多くなる可能性があり、既存株主の持ち株比率が希薄化する可能性があります。
だそうです。 設備投資に対して褒められたのはミオリネにとって初めての事ではなかろうか。 このクソ親父、評価だけは厳格かつ公平だからな...
16日と12時間の出張
秘書としてティルくんを連れてきてるのが面白い、リリッケのほうが向いてそうだが、彼女は人当たりの良さを生かしたレクチャーの方が向いてる。 シャトルの調達も考えるとティルが適役という判断。(実際良い物件を押さえた) 仕事の出来る男だ。
逃がし屋再び
フェンさん良いところで再登場すると踏んでたけど、案外さらりと出てきた感。 いやもう絶体絶命のタイミングで「これから地球に行かれますか?」みたいな登場すると思ってたので...w
宇宙議会連合
10話は色々と新勢力が出てきて、一気に学園の外の世界が見えてきた。 その一つが宇宙議会連合。 詳細は不明だがベネリットグループ以外のスペーシアンの組織くらいに思っておこう。 つまり「ガンダムをアーシアンに流されると困る」連中である。 パワーバランスがわからないがなんともだが、スペーシアン同士でドンパチやる気はあまりないと思う。 ミオリネは今の所ガンダムを兵器として売る気がなく、株式会社ガンダムはベネリットグループから独立しているので、彼らを味方につけるメリットは大きい。 こういう合理的な判断できるようになったのは大きな変化だろうね。(前はもうちょっと頭固かった)
提案
こういう話をガールズと一緒に聞いてるのが驚きであるが、そもそもガールズ自体シャディクの私兵の色が強いようだ。 もしかして全員施設育ちだろうか? 急に皆やる気出してくるともりもり死亡フラグが立っていく。 2クール目まで何人生き残ってるのだろう、まだ大丈夫?
持ち株の話、案外とミオリネ(おそらく個人)が結構持ってる、3割位? 地味にこれ父親からのプレゼントだったりしないこれ?
スペースアルバイター ボブ
学園にいても父親に退学させられてしまう、ここに居場所はもうないと姿を消したグエルは名を変えアルバイト生活を送っていた。 1話でブイブイ言わせてたホルダー様が10話で社会の荒波に揉まれるとは... 作画もあっさり気味になっており、憑き物が落ちたというか覇気も生気も消えている。
とはいえ、名前も立場も捨てたからこそ、日頃の行いや仕事を評価してくれる彼にとっては新鮮な居場所でもある。
早くもメインシナリオからドロップ・アウトしたグエルだが、プラント・クエタで彼を待つ運命とは... まず、たどり着けるかが問題。
地球
鎮圧の様子が描かれて以来の描写。 なんと日本(有識者によると加古川に駅や学校、プールのモデルがあるらしい) セミが鳴いてるところから季節は7~8月か。劇中時間はおそらく3ヶ月ほど経過しているので、グエルの決闘ペースを加味してスレッタの編入時期は5月頃かと思われる。
もはや廃墟となっている加古川だが、建物は綺麗に残ってるので、戦争に巻き込まれたというよりは、単に住む人がいなくなって廃墟化したっぽい(それも戦争の結果ではあるだろう)
フォルドの夜明け
そんな加古川の廃学校を根城に自生自活しているのがフォルドの夜明け、革命組織お馴染みの名前だ>〇〇の夜明け。 校舎のボロっぷりの割に服装やガジェットは綺麗。 敷地内に止まってるトレーラーもピカピカで、この辺にシャディクの支援の影響が見て取れる。
興味深かったのはノレアが鉛筆でスケッチしていたところ、アカ校では皆電子タブレットだったのでアナログの筆記用具は初めて登場したのでは。 あとソフィが持ってたのはゲーム機ですね。 物理キーがあるガジェットもアカ校にはなかった。
ソフィとノレア
オレンジの髪がソフィで青の髪がノレア。 赤系と青系のコンビはスレッタとミオリネを意識してるデザインだろうか。 乗ってるガンダムと色を合わせたのかと思ったら、ソフィが青系のルブリスウルに乗ってるので逆なんだよなあw この子らの正体は次回以降だが、ガンダムに乗ってる以上、魔女だ。
プリンス
連絡役ではなく、シャディク本人が通信しているのはそれだけ依頼内容の危険性を表している。 ニカを連絡役としてるのはやはり地球寮の動向以上に地球側の組織とのパイプだった。 都合よくこんな人材を学校で確保できたとも思えないので、ニカはもともと連絡役としてナジが派遣したのかと思う。 ニカはソフィたちと面識はあるのだろうか?
戦争で孤児になった子は地球にたくさんいるそうなので、ナジのように孤児の世話をしつつ、闇の仕事してる組織は多そうだなあ。
そして、日本が出てきたことで、ニカは七浦一族という忍者の末裔説がいよいよ現実味を帯びてきた。 大河内一楼が何かと忍者を出すという一点のみで立てられている仮説である。
航路と足
ナジがシャディクに要求したのはこの2点なので、ルブリス2機は彼らの持ち出しであろう。 これはシャディクは知ってるのだろうか?
ルブリスはプロスペラ絡みだと思うんだよなあ...名前が重すぎる。 そしてこれを持ち出すという事は、フォルドの夜明けにとっても勝負所という事だ。 ただでは済みそうにないプラント・クエタ編。
ホルダー特権
ラウンジを使えるとは... 御三家皆いなくなり、ロウジくんも義足に興味津々でセセリアに味方する人がおらず、事実上地球料に占拠される、これが民主主義...!
スレッタとベルメリア
割とここ、会話次第でかなり微妙なところに触れる展開になりそうでならなかった。 ベルメリアは恐らくスレッタのことをエリクトだと思ってるのではないだろうかと...
ベルメリアはあくまでファラクトやペイルとの引き継ぎで顔を出してるのだろうから、GUND装具開発に協力してるのはプライベートの色が強いだろう(まあCEO連中から道向探るようには言われてそうだが)
ヴァナディースの遺志を継いでると言われただけに、医療としてのGUND技術に携われるのは嬉しいのでしょうね。
エラン五号
林の中から出てくる5号、普通に不審者である。 5号くんは4号と打って変わって肉食系王子様だった。 なおイヤリングとタイのデザインが違う。 4号の目的はGUNDフォーマットの実証実験とホルダー奪取だったので性格よりパイロット性能を見込まれたのだろうが、5号はスレッタを籠絡してエアリアルを手に入れることなので、肉食系男子な性格が選ばれたのだろう。 強化人士である以上、ファラクトにも乗せられるのだろうが... しかし決め手が性格の悪さって本人に言うなよw
私いなくてもいいってことですか?
温室を業者に任せるのも、エランを雇用するのもスレッタの負担を減らそうとしているミオリネの配慮なのだが、ミオリネに任されることが嬉しかったスレッタにはその真意は汲み取れない。
ただ、わかりやすくスレッタがうかれたぬきから叩き落されているが、実際のところ浮かれてるのはミオリネも同じで、スレッタ同様今まで友達いないどころか周りは敵だったのが、皆で会社起こしたり、父親との仲もちょっと良くなってたり、会社も忙しくも好調で今の生活を楽しんでいる。
ミオリネは目の前に課題があるとのめり込むタイプだから、仕事が回りだすと家庭のことを顧みないダブスタクソ親父と同じなんだよなあ、似たもの親子だよ君等!
いつものじゃれたぬきを冷たくあしらう夫婦漫才がバッドコミュニケーションになってる。ここに気がつけないのがレンブラン家。
実はミオリネはスレッタのこういう部分はすでに指摘してる「色ボケ」の件。 4号に約束すっぽかされた時、上の空だった事も知ってるし、スレッタは好意を空かされたらダメージが大きい子なのは知ってるんだが、その好意が自分に向けられてることに気が付かない。
「そういうところなんだよ、ミオリネ」
この拗れは後々響きそう...
プラント・クエタ
まさかのプロスペラとデリングが密会。 色々仮説は立てられるが、1クールクライマックスにミオリネの誕生日が来ると予想している身としては、デリングが娘の誕生会を盛大にやるためにプロスペラに相談を持ちかけた説を提唱したい。
「会社の祝いも兼ねたいが、年頃の娘が何が喜ぶかわからないのだ...」
「フフフ、お任せくださいデリング総裁」
怪しい企みなんかしてないよ絶対。
ベネリットグループを解体する
ためらいはミオリネへの未練か。 グエルに彼女を任せるつもりだったのも、シャディクが決起したときミオリネを守れる強さがあると見込んでいたからでしょうね。 しかしこのタイミングで仕掛けたら決闘を持ちかけられないのではと思うのだが...?
シャディクがベネリットグループを解体する目的は恐らく自由な商売と取引がしたいからではないだろうか、他人に視野が狭いというなら、目的もそう狭いものではないだろう、グループ外企業や地球とも取引してもっと大きなことがしたいという欲求だろうね。
襲われる輸送船
これが第一話なら、輸送船に積まれた新型MSにグエルが乗り込む王道展開だが、残念これは10話で輸送船の中は空っぽ(これからプラントに取りに行くので) 護衛用のMSは積んでるかもだが、主人公補正がないグエルは自力で死亡フラグをすり抜けるしかない! 艦長の声が不死身のコーラサワーの浜田賢二さんなので、きっとご利益はあるはず、ナナチの声がするメスガキをわからせろ!
ルブリスソーン&ルブリスウル
まだこの2機の情報は少ないが、読み取れるところとして、コクピットの側面スクリーンが円形になっているのは、ルブリス&エアリアルと共通している特徴。(他のMSはこういうスクリーンではない) プロスペラの介入は断定しきれないが、オックスアースの生き残りであることは確かであろう。 そしてGUNDフォーマットはどういう状態のものが積まれているか・・・だな。
次回「地球の魔女」
うぃっちふろむあーす、この調子で金星の魔女とか火星の魔女とか土星の魔女が増えていったらどうしよう...メイクアップしてしまう...
story
daishi
1話と10話のシャディクの発言からすると御三家のどこがホルダーになってもベネリット過半数の50%超の株式は握れるようですから、
・御三家がそれぞれ21-22%
・デリングが30-37%→ミオリネが相続予定
あたりでしょうか。
決闘システムは3社で過半数を握れる御三家をコントロールするための手綱なんでしょう。
そもそもグラスレーの人間だったデリングがベネリットの株式を握ったのは、エリア88の風間真みたいに莫大なカネを相続するか、神崎みたいな暗躍をしないと無理なはずなので、まだ裏がありそうですね。
匿名
>持ち株の話、案外とミオリネ(おそらく個人)が結構持ってる、3割位? 地味にこれ父親からのプレゼントだったりしないこれ?
父親が死んでミオリネに相続される分ということではないでしょうか?
匿名
>ベルメリアは恐らくスレッタのことをエリクトだと思ってるのではないだろうかと...
21年前の事件とスレッタの年齢の差に違和感を感じていないのであれば、それを埋める手段が普遍的に存在しているのではないでしょうか。
ペイル社がまたしても(おそらく)整形でエラン五号を出してきている事もあり、クローン技術は存在しないものと考えて、パッと思いつくのはコールドスリープくらいなのですが。
匿名
>そして二ヶ月間、溜まっていた決闘、これはエアリアルがない今こそホルダーになれるチャンスと思われてるからでしょうね。
逆に言うとシャディクがこの千載一遇のチャンスをスルーどころか特権使ってでも潰してるのは、彼自身にホルダーを狙う気が全く無い証左とも取れますね。
ミオリネへの未練を断ち切った事でグループ解体後を本格的に見据えるようになり、トロフィーとしての価値が無くなる彼女を守れるのはスレッタだけだと信じて託しているのかもしれません。
hisagongon
ミオミオが父親とこれだけ長く話したことは無かったんではと思います。会話の内容は親子の会話とは程遠いですけれども、ミオミオ喜んでいたような気がします。