第19話「一番じゃないやり方」
「許せないわよね」
地球圏到着
密閉空間、仇敵、エアリアル...ナニもないハズが...何もなかった。
プロスペラとしては大事の前の小事ということか、そもそもカウントに入れてないか(いやでも今回の件で復讐心は相当根深いのもわかったしなあ...)
ミオリネたちがいた部屋はVIPルームなんでしょうけど、宇宙船という限定空間であの広さと、ダイナミクスクリーンなんだから、金持ち度がわかろうもの。
軌道エレベーター
グエルが地球に帰る時に、ワードだけ出ていた軌道エレベーターですが、今回は大体の概要が見えました。 いわゆるスカイフック型と言われる、地表からマスドライバーで打ち出し、低軌道周回しているステーションで引っ掛けて、シャトルに乗り移るもの。
00のようなオービタルリングなどはないタイプ、近いのは∀で登場したアデスの枝(あれは構造物がスイングすることで、高高度への移動と加速つけるものでもあった)
ただ水星の魔女の世界の軌道エレベーターは、打ち上げと言う割にはゆっくりだし(しかも地上加速が垂直リニアのみ)、到着時もステーションにきっちり収まる形で、ただのスカイフックではなさそう。 光のレールがその秘密でしょうか?
ASの世界は、数あるガンダムの中でも技術水準が飛び抜けている印象ですが、とりわけ通信インフラと交通技術がすごい。 通信はパーメット通信なんだろうけど、地球からアスティカシア(LP4宙域)までリアルタイム通信している。
破局疑惑
と、地球寮の人達に言われてるので、何があったのかは伝えていない模様。
まああの内容を伝えられるはずもなく。 今回の件を仕組んだのはプロスペラだとスレッタは直感しているので、次回で全て開示するかもしれません高速答え合わせが始まる...
セセリア・カウンセリング
マルタン奴隷にされてて草。 草なんだけど、鬱屈を吐き出させて、問題点の指摘とアドバイスを行うという、カウンセリングとしては割と真っ当なプロセスで面白い。
伊達や酔狂でハロの後ろに控えていないw
このラインはニカからシャディクたちを追うと思ってましたが、スレッタの気づきとケアの方へ繋がった、ううむ、ホント予想通りに話が進まないアニメだ、面白い。
クイン・ハーバー
今回の惨劇の舞台となったクインハーバー、架空の地名らしいがモデルになった街はありそう。(これと言った特徴のある建物は分からないが) 戦禍にまみれたビル群の中にクソデカい高速道路がぶち抜くという歪さが光る。
宇宙へ繋がる橋でもある軌道エレベーターなので、これの奪い合いの紛争は起きてたのかと思われる(スペーシアンが制したので、特別区として復興が始まっている)
通じない理屈
ミオリネの思いとは裏腹に、非武装とはいえMSの護衛はつく。 ケナンジもミオリネたちの顔は立てるが、そもそも「平和的解決」には懐疑的の様子。
決裂した時も、SPは「もう終わったんで引きましょう」な態度だし、交渉が成功するとは当事者以外誰も信じていなかった、というのはなかなかに辛い。
ガンダムで暴動鎮圧
本物エランくんは半分冗談のつもりだったろうけど、「超タカ派の代表の娘が超タカ派で新兵器で暴動鎮圧」という図は訴求力としてなかなか侮れない、きっかけはプロスペラのマッチポンプでも、結果としてはやってしまったため、これは総裁選に大きく影響する。
プロスペラとしては、オックスアースの傀儡となったルブリスの始末と、ミオリネの総裁選への後押し、デリングの娘に汚名を被せるの一撃三点盛り、そりゃテンションも上がる。
一方、それはないと断言するシャディクだが、なにげにしれっと本物エランと同席している。協力関係とは言うがそこまで開示するのか。 まあ決闘がこの先ないならもう強化人士を使い必要はないもんな。
女子会
持ち込んだお菓子セットが本気過ぎる。
なかなか口を割らない尋問相手に「なにかあったら尻尾斬りされんのはお前やぞ」と脅すのは、まあ常套手段ですね。
ちょっと気になったのはベルメリアがフェンたちを「議会連合の公務員」と呼んだところ。 この世界の政府機関がどうなってるのか気になっていたが、宇宙議会連合はそういう公的組織なのだろうか。 ベネリットグループと商売敵感はあまりないイメージだったが。
スペーシアンは地球を出ていけ
ミオリネが円卓を囲んで雇用促進のビジネスの話で釣ろうにもあっさり振られる。 これシャディクの言う「恨みで腹は膨れない」を否定する事でもある。 アーシアンの恨みの深さはお金では解決しない。 グエルはその辺を身を以て体験してる。
行方不明者に関しては、ミオリネは知らない風でしたが、このあとのケナンジのセリフからしても摘発と尋問がしっかり行われていたことが伺える。 カテドラルは声がかかってないとの話だったが、動くところは動いていたということだろうか。
今週のシュヴァルゼッテ
前回まだ途中だった肩アーマーや、各部のシェルユニットが取り付けられて完成に近づいているが、これ誰の指示で作業が進んでるんだろうか... ヴィムの逝去で開発が止まってたのかと思ってたが、ミオリネが進めると思えないし、グエルもその意向は汲むだろう、となるとプロスペラが手を回してる?
ラウダくんはこれをミオリネの仕業を思い込んでしまったのが、なんかまずい感じだなあ。
ちょっと拝借~
軽い気持ちでノート覗いたものの、割と触れてはいけないところ触れてしまった自覚があったのか、冷や汗かいて一言誤ってた5号くん面白い。
ノレアのイラストは死体や廃墟など死を連想させる退廃的な物が多いなか、夕焼けの海のような美しい景色があり、そこが5号くんに感ずるものがあったようだが。
君にはわからないよ
命をガンダムに握られてる者同士の悲哀。 4号がスレッタに求めていたものはこれだった。 スレッタ相手にはハニトラ失敗し倒してた5号が、それ以上に難易度高そうなノレアとは心を通じ合わせられてるがちょっと意外だな。 というか急に湿度高くなるんじゃないニカが困惑してる。
地球寮の絆
動画を見返してるのは、この先の交渉に当たり自分の軸がブレないよう初心を刻み込んでる。 アーシアン側の要求である完全な分断は、GUND医療を目指す自分たちのアーシアンスタッフも受け入れられないというのは上手いところをついてるように思う。(株ガンダムは小規模ながら融和してる組織なので)
ミオリネに必要なモノ
実績を作りに地球に来たのに、実績を求められる。 どうもミオリネはこの手の交渉する時はあべこべになるきらいがあるような...?
野生のタヌキ捕まる
落ち込んでいてもお腹はすく。 どうやって立ち直るんだと心配されてたスレッタですが、メンタルのタフさは序盤から描写させてたわけで、案外と美味しいご飯で回復する。
チュチュに連れてこられた時「心の整理」ではなく「心の準備」と言ってたので、事態についての理解と整理ってスレッタの中では出来てるんですよね、準備というのは心配かけてしまった地球寮のみんなにどう顔出せばいいのか...という感じか。
地球寮の子たちが過剰に心配するわけでなく、普段どおりに接してくれるのがスレッタにとっては救いとなった、流石プロスペラが太鼓判を押した連中である(言い方)
一番じゃないやり方
今週はこれがテーマなので、様々なところでまつわることが出てくる。 まあ往々にしてベストなんて出せないものだが。
チュチュがマルタンに言葉を信じてたのは、ニカが帰ってこない状況や、スレッタがニカとソフィたちと揉めてたのを目撃してたから疑いようがなかったというところか。
特定復興計画指定避難民
フォルドの夜明けと繋がりがあるセドに対して、ケナンジが強く出られないほど、この指定避難民の法的保護は強いようだ。
アカデミー
戦災孤児を拾って再教育するのはグラスレー全体の育成プロジェクトだった。 慈善事業めいてるが、戦争シェアリングの結果でもあるのでマッチポンプ感が強い、あるいは贖罪か...
やはりガールズは全員ここ出身だったわけで、チームの結成と計画はアカデミー時代からすでに始まってたのでしょうね。 襲撃事件のことを思えば座学以外にも軍事訓練もしっかり叩き込まれてると見るべきか...
プリンス
とんでもないところからバレるシャディクの悪行。 イエル・オグルと言う名前で「オグル」が王子と言う意味らしい。 フランスの方の言葉らしいがシャディクの出身地もそのへんなのだろうか... 地方王族の血筋だったりするのかなあ。 いやてっきり中東系と思ってたので。
しかし、悪行がバレるフローチャートが
- グエルが連敗で学園を去る
- グエルがバイトでクエタに向かう
- テロ襲撃に巻き込まれ父を殺める
- 地球につれてこられる
- 地球で襲撃に巻き込まれて人助けをするも助けられない
- セドポイントを稼ぐ
- 再度地球に来た時セドと遭遇する
犯人はシャディク
直情的なグエルを抑え、アドバイスを入れるミオリネ、なにげにこの二人相性いいよね。
「シャディクなら一番身近な場所においておきたいはず」とめちゃ冷静に理解されてて草。
しかしカテドラルのメインスポンサーはグラスレーなのだが、ケナンジがシャディクに対して忖度する素振りが見えないのが意外と言えば意外。 評議会の下、公平に監査する姿勢は確かなものだったか。
「お帰りですか?」
プロスペラに取ってケナンジがここで離脱してくれるのは、どうだったのだろう。 いないほうが統制取れる人間がいなくて混乱が大きくしやすいが、いたほうが騒ぎに乗じて始末しやすくもあるが...
行動開始
計画がついに実行段階に入った。 今までのプロスペラは裏方に徹していましたが、ここからが本番なのでしょう。 郊外に設置していたコンテナからビットが飛び出てたけど、ミオリネたちの車列警備に遅れてきたのは、コイツを置きに行ってたからかかな。
クワイエットゼロお試し版でもやるのかなとは思ってたが、デモ隊の戦車ハッキングして撃たせる、こういうのが出来るよとは思われていたけど、実際やるとやってることが悪役そのものだ。
しかしデモ隊の人たち戦車まで持ち出していたのか...デモとは...それくらい装備に差があるというわけではあるんだろうが。
ライフル受け取る時にミオリネからコールが入ってますが、即切りしてるの草。
オックスアース
生き残っていたオックスアース。 どのレベルで残党狩りしていたかはわからないが、宇宙議会連合が匿っていたのだと、カテドラルでも察知できていない領域になる。
この事はベルメリアはもちろん、プロスペラたちヴァナディース残党組も知らなかったわけで、相当に秘匿レベルが高い。(というかほぼ途絶してるだろうが)
まあ、オックスアース自体はGUND技術でMS開発する方に注力してたので、知らんだろうけど。
この辺の関係性地味にややこしいけど、ベネリットグループから起点で考えると。
- ベネリットがガンダム排除し更に躍進
- 宇宙議会連合、躍進するベネリットを危険視
- オックスアースの残党を工作部隊として再編、ルブリスの再建造
- シャディク、ベネリット解体および地球側のテロ組織支援を始める
- 宇宙議会連合、ガンダムとパイロットをテロ組織へ派遣
シャディクと議会連合とのつながりがどの程度かわからないけど、グラスレー解体の経過を連合に報告しているので、連合側もシャディクのプランは把握している。(連合がシャディクにやらせてる線は薄そう)
GUNDの大義を踏みにじった大罪人
プロスペラの量産型ルブリスに対する感情はこれだった。 どうも飄々としてる態度から窺いづらかったが、ヴァナディース機関側としちゃ、ルブリスはGUND技術をMSへ転用してパイロットろ殺す機械なんて言われるようになった元凶そのものなんだし、そりゃ許せるはずもなく、こういう感情はプロローグの段階でもう沸々としてたのでしょうな...
ついにやらかし始めたプロスペラさん、クワイエットゼロのために復讐はいくらか諦めたのかと思われてましたがそんなはずはなく、むしろ復讐範囲がくっそ広い事がわかってしまった。 これはもう止められないのでは...
決裂
ミサイルランチャーをアレだけ撃ち込まれても、ビクともしないディランザソルとは逆に、ビビって撃ち返してしまったビームライフル一射で瞬溶けするデモ隊の戦車(アーシアン側の最高戦力) もうめちゃくちゃだよお...
交渉の場もあっという間に気上げられるあたり、この先どうやっても信頼は獲得できなさそうな予感しかしない...
プラントクエタへ
なにげに正体がまるでわからないゴドイ。 ただの側近ではないとは思っていたが、計画の全容を知っていてなお協力しているように思える。 元ヴァナディース...の線は薄そうだが彼がプロスペラに協力している理由や経緯は気になるところだなあ...
ゲートが閉まった後2~3発撃ち込まれてたので、フェンさんの生存は絶望的か。 実はオーバーボディで、中から...みたいなことは難しいか。
ゴドイとしてはここでベルメリアは殺すのはNGだったか、隙間から撃つマネはしてないんすよね。 元同胞としても技術者として失うのは惜しいか。
どうするのこれ
シャディク「ミオリネの理念を怪我したグエル許さん!」
ラウダ「兄さんを揉め事に巻き込んだミオリネ許さん!」
グエル「父さんを死に追いやったシャディク許さん!」
ノレア「スペーシアン絶対許さん!」
いやどうするんすかねこれ... いつもはどういう事態でも余裕の顔してるニューゲンが怪訝な面持ちだったので、彼女らにとっても望ましい展開といえなさそう。
しかし、シャディクは出撃準備を整えていたが、どこに行く気なのだろうか、地球にミオリネを助けに行くつもりだったりする?
しかしここに至ったのはほぼほぼシャディクの計略が引き金なので、コイツにプンスカする権利ないよな(´(ェ)`)
何もわかっていなかった
何も知らないスレッタ・マーキュリーさん(17)ついにすべてを知る。
この一件がプロスペラの手引によるもの、ミオリネが窮地に陥ってること、逆に誰よりも事態を理解した。
しかしグエルと合流してミオリネ助けるために地球に行く前に、サリウス見つけてシャディクを糾弾しないといけないしやることが多い...!
次回「望みの果て」
タイトル読みはノレアだが、どう関わるか。
Tweet
story
J.J
実弾装備の旧型の運用が精一杯な一テロリストが新型のガンダムを保有出来たのは、製造元の残党がそのまま支援してたから。
アンチドートのデータを入手し、弱点を独自かつ秘密裏に調べ上げた上でグラスレーに把握させない情報戦が出来たのは、宇宙議会連合が裏で手を引いていたから。
ガンダムを警戒しつつも技術研究を怠っていたグラスレー社にとっては反撃の規模がデカすぎる青天の霹靂だった訳ですね。
匿名
>>プロスペラとしては大事の前の小事ということか
クワイエット・ゼロをやるために仇の親玉であるデリングと結託しているわけなのでケナンジ相手にごたごたしたくないでしょうね。さすがに直接顔合わせると理性が保てないと考えたかずっとエアリアルのコクピットに籠っていたみたいでしたが。
交通技術についてはスレッタの授業でモノレールにパーメットを使用していると言っていたのでミノフスキー粒子のような便利素材になってるっぽい。どんな使われ方してるのか興味深いな。
daishi
「オグル」はチュルク語系言語由来で「王子」となってますが、日本語Wikipedia「ホージャ・オグル」以外の記事が見当たらないですね。
記事記載の他の言語の単語も調べてみると民族だったり言語、地名だったりと特定できる情報がなさそうです。
フランス語の「Ogre」は英語読みで「オーガ(=鬼)」なのですが、別の意味で行動は鬼な上に勝手すぎるなぁ、と
匿名
ルブリスが交渉場の近くに保管されていたのはなぜなんでしょうね?
デモの威圧には旧型過ぎて使えないし、オックスアース残党との関わりがある証拠を置くのも良い手には思えません。
宇宙議会連合がプロスペラに破壊させるためにわざと置いた気がするのは考えすぎでしょうかね?
匿名
もしもノレアの身に何かあるとしたら、それはたぶん憎んでいたはずのスペーシアンを助けてのこと。そしてその対象となりうるのは、今のところ5号くん……
なのかな。哀しいけどこれ、戦争なのよね